放送前からこの秋クールは伝説のクールだと言われていた。
蓋を開けてみれば、前評判通りではない作品も多数あったが、伝説のクールといって問題がない。
てか、ここでトップ10あげるけど、これが1年間のトップ10といってもだれも驚かないレベル。それくらいレベルが高かったのだ。
2018年は神クールである冬アニメがあったから、さすがにそれは超えないだろうと思われてたが、まさかそれをも超える秋クールがあったなんて。
2018年は完全にテレビアニメの年だったな。
2017年と比べてレベルが高すぎる。2017年はその代わり、続編劇場版が強すぎる年だった(ノゲノラ・SAOなど)。2016年は邦画の年だったけど(シン・ゴジラ、この世界の片隅に、聲の形、君の名は。)
そんな伝説の秋クール。
どのアニメが覇権を取り、真の伝説のアニメとなったか。紹介していこうではないか。
※ネタバレ満載です。
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10位:ゴブリンスレイヤー
理由
さすがは人気作といった感じ。
声優も異様に豪華すぎるしな。若手~中堅まで、人気声優を全部呼んだみたいになってる。
戦闘シーンは好きなんだけど、個人的にグロ描写が受け付けにくかったかなぁ。
元々、苦手ってのもあるけど。
あと、あからさまな作画枚数削減も目立った気がする。演出といえば聞こえはいいけど、過剰演出だったかな?
最終回、にwill returnついてたけど、2期あるのかな?
9位:とある魔術の禁書目録Ⅲ
理由
今季はSAO禁書の2強だと思っていたが、まさかのここにランクイン。
1クール目っていうのもあり、物語も中盤なのでしっかりと完結した作品たちに比べれば評価も若干下げてあるが、色々詰め込み過ぎて理解が追い付かないまま話が進んでいってる感じ。
禁書は2期から8年もたっていたから、アニメ3期はどこまでやるか議論ってのはファンの中でも何度もされてて、尺的には2クール+劇場版で旧約丁度よさそうだよな。でも劇場版に分けるの難しいよなぁ。かといってデュラララの分割3クールもなんかなぁ。みたいな結論に落ち着くことが多かった。
それが、2クールで旧約全部やるっぽいので、尺大丈夫かな?と思ってたが、色々と縮めているから、ダイジェストっぽくなってしまってる感が……
特に一方通行vs垣根提督戦のところ。
あれって1クール目で一番の盛り上がりポイントだと思っていたのだが……
原作読んでたら御坂美琴やインなんとかさんが全然出てこないことは知ってたが、アニメだけの人は、一応ヒロインのこの2人が出ないのはちょい寂しいのでは?
まぁ、好きな作品であるから2クール目に期待!
超電磁砲3期と一方通行のアニメもあるからな!
超電磁砲2期は一方通行戦が禁書でもやってたから再放送気味もあったが、3期はまた違う話が続くから期待大。
個人的にはフレンダと佐天さんの絡みをアニメ化してほしいっすね。
8位:転生したらスライムだった件
理由
漫画は1000万部超えている大人気作品のアニメ化。
そこまで大人気ならと、異世界転生小説でも安心して1話をみて安心しての面白さ。
異世界転生ものが嫌いなんじゃなくて、つまらないなろう異世界転生ものが嫌いなんだと再認識した。
ちゃんと面白い、異世界転生ものもあるんだよ!
アニメとしては、いつ人間になるんだ?と思ってたら11月末くらいになってて、まだならないのか!?ってそわそわしていた。
そして、まさかのシズさん退場からの人間になるという……
はやく人間になれと思ってたけど、シズさんがいないなんて!!!
この作品も2クール作品。
ここからどんどん面白くなってくると思うので、2クール目期待!
冬アニメランキングの時にはもっと上位にランクインするだろう。
7位:やがて君になる
理由
百合作品好きな自分としては、さすが伝説のクール。百合作品。それもこんないい作品までも入ってくるなんて!って感じ。
桜Trickみたいなイチャイチャしまくるだけ。やCitrusみたいなドロドロイチャイチャする。みたいな百合作品もいいんだけど、このやがて君になるはイチャイチャ度合いは少なくとも、登場人物の駆け引き・心の動きがすごくいい!
個人的には侑の気持ちを考えて見るのが一番いい気がする。先輩への気持ちの変化とか。
動きもいいんだよね。12話で言えば、侑が先輩の髪を触ってるの。あれ、エモエモのエモ。あばば~ってなった。
あとは、こよちゃんかわいい。
6位:RELEASE THE SPYCE
理由
なもり絵+タカヒロ脚本という異色のコンビ。
少々アニオタやってる人からしたら(悪い意味ではなく)嫌な予感がしていただろう。
あまり詳しくない人は可愛い女の子のスパイアニメとしか最初は思わなかったのかな?
そして、アニメを見ていくと、内通者という設定が存在していた。
でも、前半は特に人も死なず、「あれ?本当にタカヒロ脚本だよね?」状態で、「ゆゆゆやアカメのようなこのにはならなかったか。タカヒロも改心したようだ。なもり絵には似合わないよね」
と中盤くらいまで見てたら、敵が殺されて、不穏な空気になってきたら、衝撃の第10話。
#おのれタカヒロ
やりあがったな!命ちゃんが!命ちゃんが!!
師匠軍団死んじゃった!?
10話先行上映で洲崎綾さんが登場した時、みんなの目が怖かったって言ってたじゃないっすか。
そりゃさ、虚淵・ニトロプラスが関わったら魔法少女アニメすら3話でマミるし、きららアニメですらがっこうぐらしになるよ。
アカメは元の設定が殺し屋だから仕方ないにしても(仲間めっちゃ死ぬし、アニメ終盤辛すぎる。クロメ回もやばいし、ラバックなんて死ぬとは思ってなかったし、マインが辛すぎる)、ゆゆゆはあんなアニメになるなんてなぁ。
でも、なもり絵リリスパは中盤で安心と思ってたのに!
その衝撃の10話があってからの最終12話。
よかった。。。
みんな生きてたんや……二重スパイやったんや……
さすがのタカヒロもリリスパでは師匠軍団殺して、命ちゃん裏切り者にはできなかったか。それにテレちゃんも生きてたし。
#ありがとうタカヒロ
虚淵絡んでたら、師匠死んで、ごえちゃん人体実験させられて、ふうちゃんは命のものになって、片目を失ったモモが自分の命と引き換えに文鳥の女を殺して、どうにか救うっていうまどマギ展開になってたでしょう。。。
このように、ただ、女の子たちがスパイをするアニメでもなく、ただ暗黒面に陥れる脚本でもなく、
いい塩梅でそわそわできたのでこの伝説の秋クールでも上位6位にランクイン!
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5位:ソードアート・オンライン アリシゼーション
理由
4クールあるうちの1クール目で、盛り上がりが1クールアニメに比べれば弱いので5位にランクイン!
まだまだ序盤、言うなれば3話までしか放送してないみたいなもんだけど、それでも天下のSAO。
それが5位というランク付けの時点で今季アニメがどれだけレベルが高いか分かるだろう。
1クール目の見どころとしてはやはりロニエとティーゼの可愛さか。
シノンについでの俺の嫁。異論は認めない。
Twitterで実況してる時にちょくちょく言っているのだが、セルカとユージオの会話。ティーゼとユージオの会話。覚えておいてほしい。
2クール目が終わったときにみな、思い出してほしい。
このSAOが2クール目が終わったとき、つまり次の冬アニメランキングではもっと上位に来ることが必然だ。そのくらい2クール目が期待できる。
4位:色づく世界の明日から
理由
タイトル通り、色づかいが素晴らしい。
色が見えない主人公ということで、よりいっそう色の良さが際立った。
あと、キャラクター可愛いよね。あさぎちゃん。
今季、いや、今年の俺嫁武道会ではあさぎちゃんが圧勝しました。あさぎちゃんは俺の嫁。
今季で言えば2位はグリッドマンより六花。3位はゾンビランドサガより純子ちゃんです。
なんで瞳美は先輩の絵だけ色が見えるんだろうなぁ。とずっと思ってたら、未来に還ったときに分かる絵本作家。そういうことなのね。この回収感動した。
60年前に戻るからこそできる演出。
素晴らしきかな。
あさぎちゃんってあの後どうなったのかな?60年後のあさぎちゃん、私気になります!
3位:青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
理由
さくら荘の作者の作品で、久しぶりに面白いラノベ青春アニメに出会えたって感じ。
最近、ラノベ青春アニメ減ったからなぁ。
内容をざっくり説明すると、俺ガイルの主人公(ヒッキーよりもひねくれてないが)に、ココロコネクトを合わせた感じっす。
自分はやっぱ、後輩回と、妹回が好きだなぁ。
特に古賀、バリかわいい。やーらしか!
メインストーリー終わった後も咲太が博多の方言使ってるのがエモエモのエモ。
ファミレスでの古賀との会話も癒しポイントとなってるし。
あとはやっぱかえでだね。
家での毎回の癒しであったかえでだが、11話・12話のかえでの気持ちと嬉しさ。そして、12話最後の花楓になったときの衝撃。
声もめっちゃ違うし、なんか生意気妹みたいな感じになってるじゃないっすか!
ただ、なんでいじめられていたのかが、謎だった。
13話では入院して、かえでの日記を読んで、ちょっと花楓も丸くなった感じであったが、メインが舞衣さんと咲太でちょっと物足りなかった。。。花楓をもっと見たいよ!
原作だったら見れますか?原作買う!
普通のクールだったら1位を取ったであろうこの作品。それが3位となるのだから、やはり秋アニメは伝説クールだ。
2位:SSSS.GRIDMAN
理由
正直、今回の2018年秋アニメはこの1位2位が3位以下と比べて格が違う。
1年間の覇権アニメとなってもおかしくないレベルの2作品となった。
それも、放送直前の評価ではそこまで評判が高くなかった2作品だ。
自分も、3位~10位までは、放送直前にオススメ12作品から選ばせて貰ったが、1位2位はその時にオススメとしてあげてはいなかった。
まずはこのグリッドマンについて。
グリッドマンは、放送直前は
『グリッドマンは案外面白そうかもしれない』
といった一言コメント程度であった。(オススメ12作品以外に、次点や気になる人が多そうなの数作品については一言コメントしている)
特撮の方のグリッドマンを見たことなかったので、どうなのかなぁってずっと思っており、OPがOxT、EDが内田真礼だから1話は見てみようという程度であった。
それが、1話見ると、戦闘シーンも面白いし、まず、六花がかわいい。
ストーリーも、アニメ好きにすごくあったものになっていた。(自分はそこまで特撮分からないので、特撮好きからの評価は分からないが、戦闘シーンはかなり評価が高いのでは?)
アニメ好きの観点から言わせてもらえば、まず、
①キャラクターが可愛い。
②設定が面白い
③戦闘シーンが盛り上がる。
という3点が序盤に存在したところだ。
自分は3話くらいまでは見る人だが、1話で切ってしまう人もいるだろう。
そんなご時世で、オリジナルアニメ(原案は存在するが)で掴みは大成功だ。
そして、中盤に考察できるところが多い!というところ。
OPに意味深なシーンが多い。瞳の色が敵と味方関係あるのでは?OPにも映ってるし、ちょくちょく映る子供は何者だ?アカネは何者なんだ?
という考察から始まり、
なんで電車乗ったらみんな寝てしまってる?
と、中盤は1話ごとに伏線がどんどん増えていき、とても楽しい。
何も考えずに見れる日常アニメも好きなんだけど、自分はやはり、考察できる方が楽しくて好きだ。
次に、中盤から終盤にかけては、まさかの伏線大回収。ここでアカネが犯人だとバレていいのか!?
となり、終盤へ。
疲弊していくアカネとグリッドマン同盟との対比。
終盤は考察はあまりせず、こっからどうなるんだぁ!と、食い入るように見ることが出来た。
といったように、ストーリー展開が好きだった。理由でガンガンネタバレしてしまってるけど、もし見てない人いれば見てほしい。
あとは、キャラクターの可愛さだな。
ラジオでも言われていた通り、アカネと六花の関係が本当にエモエモのエモ。
百合という言葉に片づけていいのか、それとも、百合という言葉にはこのような関係性まで含まれているという百合の意味の広さを再確認することができたということでいいのか。
とりあえず、エモエモのエモなんだよ!
創造主と被造物。造られた感情。でも、抱いている感情は嘘ではない。ただ単に頷くためだけの存在でもない。寄り添っていれば対等な関係でもある。
あー、エモエモのエモ。
OPで世界観を歌い、戦闘シーンを盛り上げる。
EDではアカネと六花の感情、関係性を歌う。
ロボット戦闘アニメに見せかけて、それぞれの想い、感情が複雑に入り乱れている。
それを自分たちも神様の立場(第3者)としてみてるから、自分たちと近しいアカネやアレクシスの存在も相まって楽しくさせたのかもしれない。
文句なしの秋アニメ第2位だ。
1位:ゾンビランドサガ
理由
2018年秋アニメ1位はゾンビランドサガだ。
相当数アニメを見てきているが、ここまでハマった作品は自分でも珍しい。
オススメ作品は?と聞かれると、2,30作品答えるのだが、その中でも自分がトップ5としてあげているのが、
エヴァ・CLANNAD・AB!・まどマギ・SAOの5作品。
今回のゾンビランドサガはこの5作品に並ぶレベルにハマった。(この5作品はBD・ゲーム買ったり映画何回も見に行ったりしており、今回のゾンビランドサガもBDを買った。)
そんなゾンビランドサガも、グリッドマンの時にも述べたが、放送直前評価だと、「PV気になるなぁ」レベルだった。
それが、1話見て面白い作品始まったなぁ。となった後、2話で完全にはまって、3・4・5話でゾンビランドサガの魅力に取りつかれ。6・7話で覚醒し。8・9話でもっと大盛り上がりし。10・11・12話でよかったい。ナイスゾンビ。ってなった。
1日1回ゾンビランドサガを見て、各話7回以上は見た。最終回当日は朝からゾンビランドサガ1話~11話を見直すということまでした。
最終回終わった翌週にはTwitterで13話エア実況などもしてた。
ここまで盛り上がった作品があろうか!?
ライブよし・設定よし・心情変化よし・関係性よし。といろんな要素挙げていっても自分が好きな作品であって、語ればどんどん喋れるのだが、今回は登場人物の関係性に注目して少し述べることとする。(詳しくは全話の感想・考察記事にいっぱい書いてあります。毎週増やしていったので相当長いし読みにくいです……)
時代もバラバラのゾンビ7人が、アイドル活動をする。
最初はみんなバラバラでも、
2話でラップバトルをすることにより仲良くなるサキとさくら(4話の一緒に温泉行こうって誘うシーンがエモエモのエモ)
また、リリィとゆうぎり姐さんという一番時代が違う二人が仲良くしてるのがいい。
そして、6話。
愛ちゃんとサキが雨宿りするところ。そこで死因を聞くことによって、7話で愛ちゃんの心配をするサキ。サキ愛も尊い。
当然ながら6,7話の主題となった純愛も。フォローしあう元アイドルの2人。よか……
8話ではサキとさくらの夫婦感とリリィの子供っぽさ。さくらの甘えるリリィこれがいい。また、サキとリリィの絡みも増えて、やり取りが本当に素晴らしい。
最後に11話・12話のさくらとみんなの関係。12話という尺の中に、関係性の発展がここまで描かれてるのって本当にすごい。さくらよかった。
ゾンビランドサガは文句なしで2018年秋アニメ1位。いや、2018年アニメ1位だ。過去5年くらいまで範囲を広げてもいいくらいだ。
・BD各巻4話収録(1巻:1~4話, 2巻:5~8話, 3巻:9~12話)
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