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『劇場版シティーハンター 新宿プライベートアイズ』まとめ・感想。 変わらないシティーハンターと平成最後の年

投稿日:2019年2月14日 更新日:

20年ぶりの新作となる今回の劇場版シティーハンター。
87年の1期放送開始から考えるとアニメ・シティーハンターは昭和アニメ。32周年だ。
当時の視聴者層は50歳前後となっている頃。なんてすごい作品なんだ。
今回も登場している山寺宏一が新人の時だもんな。

自分は20代で、今回の映画が上映するにあたってAbemaTVでの放送で追っかけている勢であるが(2期途中まで視聴中)、今回の新宿プライベートアイズとても楽しめる作品だった。
簡潔に述べるとドリームムービー。今追っている自分でも相当楽しめたのだから、当時見ていた人たちからしたらテンションあがるシーンはかなり多いのでは?

アニメ版は今追ってる最中であるが、今回の劇場版の見どころや感動ポイントを紹介していこうと思う。(ネタバレ有り)

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あらすじ

裏社会ナンバーワンの腕をもつシティーハンター冴羽獠は、普段は新宿に事務所を構え、相棒の槇村香と様々な依頼を受けている。
そこに、何者かに襲われたモデル・進藤亜衣がボディーガードを依頼にやってきた。
美女の依頼を快諾した獠だが、撮影スタジオで更衣室を覗いたり、もっこり全開のやりたい放題…。
亜衣がキャンペーンモデルを務めるIT企業の社長・御国真司は、なんと香の幼馴染。
撮影現場で久々に香と再会した御国は彼女をデートに誘う。
しかし、獠は香に無関心で亜衣にスケベ心丸出し…。
一方、海坊主と美樹は傭兵が新宿に集結する、という情報を入手した。そして、傭兵達は何故か亜衣を狙うのだった…

敵の正体を探る冴子が直面する巨大な陰謀!
来日する大物武器商人・ヴィンス・イングラードと最新兵器――
御国の登場により、すれ違う獠と香。
シティーハンターは亜衣と新宿を護りぬくことができるのか!?

登場人物

・冴羽獠 CV.神谷明

裏社会で伝説の始末屋スイーパー
高い戦闘能力を持ち、銃の腕は世界屈指。
普段は美女好きの三枚目だが、時にはクールな一面を見せる。依頼を受ける条件は「美女の依頼」か「心が震えた時」。パートナーの香と新宿を根城にしている。

 

・槇村香 CV.伊倉一恵

獠の相棒。
ボーイッシュな外見通り、男勝りで快活な性格。
女性にスケベなことをしようとする獠にお仕置きを与える一方で、パートナーとして深い信頼感を抱いている。
亡くなった兄・秀幸は獠の元相棒。

 

・進藤亜衣 CV.飯島まりえ

モデルでCM、雑誌等で活躍している。
元々は医学生だったが、現在は休学中。
父親が事故死して以来、謎の男たちに狙われており、獠に護衛を依頼する。
獠を変態と思っているが、危機を救われる中で感情に変化が生じていく。

 

・御国真司 CV.山寺宏一

様々な分野で躍進するIT総合企業「ドミナテック」の若きCEO。
亜衣をキャンペーンモデルとして抜擢した。
香とは幼馴染みで、いじめっ子から守られた過去がある。
香との再会をきっかけに、急速に関係を深めていく。

 

音楽

主題歌:『Get Wild』

アーティスト:TM NETWORK


 

「シティーハンター」公式サイト

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作品の見どころ・まとめ

音楽(挿入歌)

シティーハンターといえば、有名楽曲がたくさんある。特に、Get Wildはアニメを見てなかった時の自分でも聞いたことがある曲だった。

そんな、シティーハンターの楽曲、1期~3期までのOPED全てが今回の劇場版シティーハンターでは挿入歌やEDで流れるのだ!

テレビアニメのシティーハンターでも、OPが挿入歌として使われているシーンはよくあったので、これまでのアニメの曲が挿入歌として流れた瞬間にテンションがあがる。今アニメを追っている自分でもテンションがあがるのだから、当時アニメを見ていた人はもっとテンションあがるのでは?
自分なんて、アバンの『Angel Night〜天使のいる場所〜』が流れてるところでもうテンションあがってたからな。新宿のTOHOのゴジラが火を噴くところ見て、あぁ、これがシティーハンターのノリだよ!ってなった。

やっぱねえ。シティーハンターの曲は最高だ!
映画をまだ見てない人や、見返す人は曲に注目しながら見るといいのでは?

 

平成ならではのもっこり

もっこり……セクハラが問題になったり、事あるごとに騒ぎ立てるフェミ団体がいたりするこのご時世。もっこりって厳しそうだよなぁって思ってた。
最近のアニメも、主人公属性を持った人が偶然の色気シーンなどはあるが、獠のようなもっこりキャラって全然いない……

アニメ始まってすぐの時も、香が2019tのハンマーで「時代を考えろー!」って叩きつけてたから、シティーハンターでもやっぱ無理なのかなぁって寂しい気持であったが、問題なくナンパしまくるし、平成の今だからこそできるドローンで更衣室を盗撮しようとする平成ならではのもっこりも登場させていて、よかった。もっこりはここに生きていたんだ。ってなった。
やっぱさ、裸婦像・裸婦画って芸術じゃん?同じようにさ、シティーハンターのもっこりも芸術なんだよ。
平成が終わる年でも、もっこりは健在だ!

 

海坊主のフラグ乱立

今回の劇場版で面白かったポイントとして外せないのはやはり海坊主のフラグ乱立だろう。
新宿遊園(新宿御苑)での戦闘シーンで、
「やったか?」→敵うじゃうじゃ。
「ひっくり返したら勝ちだろ」→復帰して攻撃してくる
「水苦手やろwww」→防水完璧
と何度も何度もフラグを立てて一瞬にしてへし折られる。
海坊主の見た目でこういうキャラってのが面白いよね。いつもに増してフラグ乱立してた気がしたが。もうちょっと新宿御苑に地雷埋めたり落とし穴作ったりして罠がほしかったけど、落とし穴はあの蜘蛛兵器には意味なかったかな。

でも、やはりラストバトルシーンはこれぞシティーハンターって感じだったよな。
獠の反射させて銃弾を当てるってとことか、ああいうのはやっぱシティーハンターだって感じる。

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獠が亜衣に見せた夜景

獠が亜衣に対して、ビルの屋上から新宿の夜景を見せているシーンがあった。
新宿を好きな獠と、新宿が嫌いな御国の対比のシーンでもあるが、アニメでも獠が夜景を見せているシーンがある。

シティーハンター2期の11話。海外のお姫様の護衛をするという話でそれが終わった後にデートをしていたシーンだ。
その時の獠のセリフは、
「俺みたいな裏の世界に生きる人間はこの街の汚れたところばかりを見ている。こんな街出ていきたくなることもある。そんな時ここにくるんだ。すると、ここもまんざらじゃないなって思えちまうんだ。ここが俺の一番好きなところなんだ。ここは唯一夢を見ることが出来るところなんだ」
つまり、この夜景は
新宿が好きな街ということを再確認できる場所。
自分を殺そうとしてきて新宿を破壊しようとしてきた敵と対比させて、この街がまんざらじゃない街だと思えるところ。
裏で生きる獠の夢を見るところ。
亜衣に対して新宿の夜景を見せていたところであるが、獠も新宿の良さや自分の気持ちの再確認してたんだろうなぁって感じた。

あと、30年経っての新宿の夜景の違いね。
当時の新宿の夜景と、平成31年の新宿の夜景。刻々と発展していく新宿の夜景。
当時の視聴者からしたら、自分たちも30年かけて変わったように、新宿も変わったなぁと感じるシーンなのでは。

 

エンディング

待ってましたGet Wild。
やはり、シティーハンターで一番有名な曲である。
アニメ本編に被せてのイントロ。やっぱいいよね。この手法はシティーハンターが初とのこと。

そして昔ならではのアニメである、字幕付きエンディング。
分かってるよなぁ。やっぱ字幕付きじゃないと。

また、エンディング中には過去のアニメ版のシーンの総集編がクレジットとは別に映されていた。
個人的にはやはり1期の槇村兄の死ぬ衝撃回。あのシーンが流れたのがやっぱね、いいよね。
早々に退場となってしまった槇村兄であるが、獠と香の心の中にはずっと生き続けている存在であるし、始末屋スイーパーの仕事の危険性を分からせるシーンでもある。

エンディングにただただクレジットが流れるだけではなく、劇中カットや後日譚カットが流れるのが好きな自分にとっては、このようにアニメ版の映像が流れたのは嬉しい演出。

 

シティーハンターが描く平成

獠をはじめとする昭和最後から変わらないシティーハンターだからそこ描ける、変わってしまった平成最後の新宿。というのが今回様々な場面で見て取れた。

まずは新宿の掲示板。今や掲示板が置いてある駅なんかない。
海小坊主を当時のシティーハンターで出したらSFでしかない。しかし、今やペッパー君など実在もしている。
先ほども述べたが、ドローンを用いての更衣室覗き見もっこりなんて今でしか考えられないし、ドローン兵器も実在している。
みんなが携帯電話を持って情報発信できるようになってるからこそ、電波を遮断して新宿遊園(御苑)の中で戦闘をした。
無人戦闘機も実在しているし、頭で考えて操作するというのも今後は可能かもしれない。
御苑から見れるNTT代々木ビルなんて、97年から建てだして2000年にできたんだもん。シティーハンターが放送していた当時にあのNTT代々木ビルがなかったんだよな。そう考えると、なかなかすごい。

こんな風に、平成だからこそ、敵の戦い方も変わってくるし、獠達の戦い方も変わってくる。
昨年放送されたルパン三世だってそうだ。仮想通貨を題材にしたり、古い考えや戦い方の五右エ門や次元は苦戦を強いられた。
時代の変化は、最強だったルパンやシティーハンターも苦しめるものらしい。

また、もっこりシーンだってそうだ。
現実と虚構の違いが分からない人がセクハラだって騒いでいる。
先ほども例に出したが、ルパンのお色気シーンやシティーハンターのもっこりシーン。当時とは変わったなぁって思える。

でもさ、昭和という物差しであるルパンやシティーハンターだから、平成というものが変わったということがよくわかるんだと思うんだよね。
こういった物差しは時代によって変えてはいけない。この物差しがあるからこそ、今を見れる。
そして、変わらないからこそ楽しめる作品がそこにはあった。

 

 

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感想

久しぶりの映画感想記事かつ2019年初めての映画感想記事。
2018年は邦画で言えばカメラを止めるな・万引き家族。洋画で言えばボヘミアンラプソディーが流行った。
アニメーション映画で言うと、さよ朝やリズと青い鳥などはよかったが、未来のミライなんて見る影もない作品となるなど、2016年のアニメ映画でこの世界の片隅に・聲の形・君の名は。+邦画シンゴジラの最強世代から比べると寂しさ極まれりの年であった。
そんな復活を目指したいアニメーション映画・邦画業界であるが、2019年の出だしとなるシティーハンターはなかなかいい出来だったのでは?

大人も子供も楽しめる作品と言われるものは、よくあるけど、このシティーハンターは本気で大人が楽しめる作品となっている。
当時見ていた50代前後世代。平成の移り変わりを目の当たりにした40代前後。平成に染まった30代前後。曲は聞いたことがある、昔にこんな作品があったのか!?と初々しい気持ちで見られる20代。よくテレビ放送されるから馴染んでいるルパンや馴染み深いコナンっぽさを感じることもできるから親しむことが出来るであろう10代。各世代それぞれの楽しみ方が出来るものとなっていた。

何度も述べていることだが、変わらないシティーハンターの良さを感じることが出来た。
もっこりをはじめ戦闘シーンやキャラクターの距離感。獠と香の関係・信頼関係。
新しいもの新しいものって追い求め続けるのではなく、こういった過去の作品だからこそもっている尺度で今を見つめなおすって重要なのかもなって思わされた。

曲はもちろんながら、制作サイドからの愛情もとても感じる作品。
今度は、アニメ版を最後まで見てから鑑賞したいものだ。
最後に、もし、関東近郊に住んでいる人なら、新宿のTOHOで見ることをお勧めする。


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