6月17日(土)より公開された魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女。
SAOでは特典小説は3週目であったが、この劣等生では1週目特典!
今回は、その小説をゲットできなかった人にどのような内容の話であったか、どのような感想かを述べていく。
『劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女』まとめ、感想、作品の見どころ、舞台挨拶に関する記事はこちら。
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第1週特典小説『美少女魔法戦士プラズマりーナ』
・あらすじ
リーナの少女時代、スターズに正式採用されるまでを描いた書き下ろし小説!
スターズ候補生部隊『スターライト』に所属したリーナ。
スターライトの卒業課題として与えられた任務は魔法少女になること!?
・まとめ
公式サイトがあらすじにも示していた通り、この小説は、リーナの少女時代(今も少女ではあるが)を描いた小説である。
来訪者編を飛ばしてしまった分の補完としての短編小説かと思ったが、読んでみた感じは原作勢に対するリーナの補完といった感じであった。
70ページを超える今回の作品では、①リーナと呼ばれる経緯。②リーナのスターズ正式採用前のエピソード。③ヘヴィメタルバーストを使えるようになった経緯。となっている。
リーナと呼ばれるに至った経緯
リーナの本名は、『アンジェリーナ=クドウ=シールズ』という名前であり、アンジェリーナという名前の略称はアンジーらしい。(この短編集のみならず、来訪者編の9巻?でも達也がそのような質問をしていた)
しかし、なぜ、リーナと呼ばれるようになったのか。それは、今回の特典小説p.12にこのように書いてある。
今作はリーナが12歳の時の話で、この時リーナはスターズ候補生のスターライトの一員であった。
その中でリーナは高い魔法力を有しており、一等星級の魔法力を有していた。(一等星はスターズの中でもトップレベルに値する)
USNAのスターズはその当時一等星の魔法師は6人欠員を出しており、即急に人員補強が不可欠な状態であった。
そこで、スターズはリーナをスターズの一員としようと考え(候補生であるから当然だが)実施試験を行うことにした。
その時にリーナの試験官がアンジェラ=ミザール少尉で、その略称がアンジーという略称であり、当時上官である少尉に対し自らも幼少の頃からの略称はアンジーであったがそれを上官に譲る(任務遂行上面倒がないようにする)ためであったということである。
個人的にだが、金髪のリーナは、アンジーという名前よりリーナという略称のほうがあっている気がする。まぁ、元々リーナとしてリーナの存在を知ったからかもしれないが……
概略説明を佐島勤先生の言い回しを真似てみたが、これは成功しているのだろうか?
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美少女魔法戦士プラズマリーナ
今回の短編集の題名にもなっている美少女魔法戦士プラズマリーナ。その名称にはどのような経緯があるのか。
この名称が初めて出てきたのはp.34である。
命名したのはリーナの任務の関係で世話になっているショーマット研究所の博士、アビゲイル・ステューアット博士である。
この名称に至った経緯としては、リーナに与えられた任務は魔法犯罪集団の捜索・拘束であり、その集団の陽動として、様々な事件に対して魔法を使った解決をしているときのことだった。
リーナの格好は、この特典小説の表紙の格好で手に持っている仮面をつけた状態で闇夜を駆け回っていた。
任務初日はこの格好でひったくり犯を追っており、魔法を使ってひったくり犯を無力化したのだが、その仲間が銃を持って登場したので、無力化しようと魔法「スパーク」を撃った。
しかし、その魔法の威力が自分が思った以上に強く、相手を過剰に攻撃してしまった。(生死は不明だが、文中表現を見るにアクシデントと処理されているので死亡はしていないだろう)
そのときにスパーク、プラズマ放電で相手を無力化した。ということと、この格好でリーナ自身が「わ、私はリーナ!魔法戦士リーナ!」(p.27)と発言したこと、それにステューアット博士が美少女(必須条件)を付けたという経緯である。
その次には強盗犯を追って同じ格好でリーナは魔法を使い解決した。
また、この時にリーナはパレードを練習することを決意する。(パレードとは、九島家の秘儀)
翌日の報道で『美少女魔法戦士プラズマリーナ』という名称が使われた。という経緯である。(おそらく、報道機関にこの名称を流したのは博士であろう)
ヘヴィ・メタル・バーストの誕生
リーナの十八番である戦略級魔法「ヘヴィ・メタル・バースト」それの誕生秘話がこの特典小説で述べられている。
このヘヴィ・メタル・バーストに関しては、原作未読勢であっても、映画でリーナが使っていることから分かるだろう。
戦略級魔法というものは、『一回の発動で人口五万人クラス以上の都市を破壊する。または一艦隊を壊滅に追い込む魔法』(p.39)である。
このヘヴィ・メタル・バーストは最初から戦略級魔法として開発された魔法ではなく、戦術級魔法、元々その前段階のメタル・バーストとして開発されていた。
ここで出てくるブリオネイクという武器は劇中でリーナが空飛んでいた時に持っていた武器と同じ。(小説は試作品)
ブリオネイクの一番最初の試作品はメタル・バーストの実験の前に今回の小説p.40あたりの実験で破壊された。
そして、リーナの魔法力に目を付けた博士がメタル・バーストの実験に踏み切る。
しかし、実験の結果は予想を上回るもので、メタル・バーストからヘヴィ・メタル・バーストへと名前を変えた。
その後、元々の任務であった魔法犯罪集団の確保となるのだが、リーナはその集団が海外逃亡をするときの船に突入することを許されなかった。
だが、その突入、確保後の船の処理に、ついさっき完成したヘヴィ・メタル・バーストの実験をすることとなった。
戦術級魔法『ヘヴィ・メタル・バースト』として実験したはずであったが、その威力がまたも予想外のもので、破壊直径2㎞超のものであった。
そのことからヘヴィ・メタル・バーストは戦略級魔法となり、全世界で国家によって公認されている戦略級魔法師12人から13人と増え、その一員となった。(戦略級魔法師は非公認のものもある一定数いる、一例としては達也など。それでも全世界で50人もいないとされている)
このようにしてリーナの必殺技といえるヘヴィ・メタル・バーストは誕生し、これによってリーナはスターズの一員となり、若くして総隊長となった。
原作
小説『魔法科高校の劣等生』(作者:佐島勤、イラスト:石田可奈、レーベル:電撃文庫)
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