今季は3期勢が強いと思われていたが,ガルクラ・ヨルクラの新規オリジナル作品も強く,ガールミーツガール作品が多かった.
百合好きとしては致死量を超える供給があったクールだった.
続編・リメイクが目立つが新規も面白い作品が多く,かなり充実した3カ月間となった.
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10位:魔法科高校の劣等生 第3シーズン
理由
2年生に進級し,1年生が入ってきたけど,達也世代と比べて今の1年生たち全体的に弱い……というか,達也世代が強すぎるだけかwww
また,九島光宣が本格的に物語に関わってくるシーズンとなった.
劣等生のキャラの中で,水波と光宣が好きなキャラだから,動く2人を見れて嬉しかった.
戦闘シーンもあるが,登場キャラや各陣営での政治も多く,前作から期間が空くと,関係性を追うのに少し戸惑いそう?
劇場版「魔法科高校の劣等生 四葉継承編」制作決定した.
高校生編を全てアニメ化するにはストックがかなり多いが,どこまでアニメ化するんだろう?
ひとまずは劇場版を楽しみにしつつ.
9位:鬼滅の刃 柱稽古編
理由
アニメ放送も5月からで,ランキングに入れるかも迷ったが,1話が24分でない話も多く,長さ的にはほぼ1クールあったためランキング対象にした.
今回は鬼との戦闘は少なく,ねずこも登場が少なく,ほぼほぼ稽古して終わった(柱稽古編だから分かっていたけどw)
それでも,演出はさすが力が入っているだけあって,ワクワクさせるものがあった.
最終回の無惨との戦闘シーンはクオリティが凄い.
漫画を読んだときの記憶では産屋敷が家族と屋敷もろとも巻き込だ産屋敷ボンバーは記憶に残っていたが,アニメーションの時間の使い方と空間の使い方は見てて面白かった.
無限城編の展開が楽しみだ.
8位:変人のサラダボウル
理由
原作がはがないや妹さえの作者であり,久しぶりにラノベ原作で楽しめた作品だったように思える.
今季は重めなストーリーが多かったからこそ,純粋に笑って見られる作品はありがたかった.
同じ作者の〆切前には百合が捗るが原作2巻で完結してるし,アニメでもみたいなぁと…w
7位:ゆるキャン△ SEASON3
理由
これまでと作画が変わった3期.若干の違和感はありつつも,可愛さは伝わるものだった.
1話のロリリンちゃんとおじいちゃんとのストーリーが好き.
キャンプのような非日常を通すことで,新たな一面が見えるのいいよね.
GWには本栖湖に行ってみたが,景色も素晴らしかったがここでリンちゃんとなでしこが出会ったと思うとより感動が増す.
3期の足跡も辿ってみたい.
6位:この素晴らしい世界に祝福を!3
理由
ソシャゲの方では出ていたが,アイリスが本格参戦した3期.
やっぱこのすばのギャグは面白い.
このすばは各キャラがちょうどいいんだよな.
アクアがポンコツだけど,いざとなれば女神だし,カズマが何かしててもちゃんと黙っておいてあげることしてるし(時々バラしてるけどw)
めぐみんはもう可愛いし,ダクネスもメインヒロインになる素質あるのに性癖アレだしw
こんなキャラだからこそ楽しく見続けられるんだと思う.
最後の最後をバツネスで締めたのは最高やw
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5位:バーテンダー 神のグラス
理由
2006年に1作目が放送しており,今回はリメイク.
前作や漫画も読んでいたが,本格的に酒を飲むようになり,バーにも行くようになったからこそ新たな発見もあった.
ただ酒を浴びるためだけに行くんじゃないんだよな.歌舞伎町でバーテンダーをしている北方さんが野戦病院と表現していたけど,家に帰らずに重いドアを開けて一杯を飲む時って,心を癒しに行っていることも多いんだよな.
映画やイベント終わりのハッピーな状態で行く1杯,夜勤前の景気づけの1杯,つまらない飲み会の後に1人で行く1杯,クソみたいな仕事・現実を忘れるための1杯…とその気持ちを分かるからこそ,解像度があがった気がする.
4位:狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF
理由
2008年・2009年にアニメ化していたが,今回はリメイク.
今回のアニメのホロがめっちゃ可愛いと思っているのは自分だけだろうか?今までも好きだったけど,今回のアニメでより好きになっている
中世ヨーロッパのような雰囲気で,ホロのような存在もあるが,豊作を祈る祭りも形骸化して信仰心や伝統が無くなっていくのは現代にも通じるところがある.
あと,時間への考え方も好きだなぁと.農耕は気温が変わって作物がそう育つから人が動いているのであって,商取引の今が何日で何時だから人が動くのは,どんどん時間に追われるようになっている現代に新たな気付きを与えてくれる.
人にとって自然なことってなんなんだろうなぁと.
神や信仰で豊作を祈っていたけど,技術で安定して作物を供給できるようになったが,商取引って人の動きなはずなのに農耕以上に神の見えざる手が働いているなぁとも.
バーテンダーもだが,年齢を重ねるにつれてリメイクで新たな気付きが得られる作品は面白い.
2クール目もあるため,今後も楽しみだ.
「狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF」公式サイト
3位:夜のクラゲは泳げない
理由
最初はガールミーツガールの新しいアニメが始まったなと思って楽しんで見ていたけど,
認められたい,何者かになりたい,好きなものを好きでいたい,普通になれない自分の居場所がほしい.
SNSやネットが発達したからこそ,より強くこんな悩みが増えていると思う.
そう悩む自分に3カ月間寄り添ってくれる作品だった.
特に,キウイちゃんが好き.
3話で成長するにつれてみんなの普通とズレて居心地が悪くなるキウイちゃんに共感の嵐.
自分は高校まではギリギリ生きていけてたが,それ以降がキウイちゃんタイプで,社会ではこういうルールだから,18歳になったらこうで,20歳ならこうで,22歳・24歳ならこうで……みたいなのに自分を合わせることが出来なくなって今に至るからこそ.
そして11話な.俺らのヒーロー.
世界が自分を受け入れてくれないなら,自分の居場所を自分で創り出す.かっこよすぎるよ.
花音ちゃんとまひるの物語は7話が特に好きだった.アニメ放送後にすぐにバイクでお台場行って,2人の幻影を見てた.
だからこそ,9話は衝撃的過ぎて辛かった……
物語全体を通して,花音ちゃんの母親からの卒業があったんだろう.
個人的にはあと1,2話あって,最後はJELEE単独ライブかまひるが完全復帰して新MV制作する世界が見たかった.
2位:ガールズバンドクライ
理由
PV時点では3DCGのガールズバンドアニメはMyGOは成功したのは偶然で2回目はないって思ってたけど,まさかここまで面白いとは.
3DCGアニメだから切りの時代はもう終わった.
序盤は熊本から出てきた仁菜がどんな風に東京(川崎)に染まっていくのかなぁと思っていたら,まさかの川崎の治安を悪化させる側に狂犬だったとはww
仁菜の傍若無人っぽさ,正直さが可愛いよな.だからこそ歌声が真っすぐに響いてくる.
5話のライブシーンとか一緒に中指(小指)掲げたし,7話で1stシングルの名もなき何もかもが演奏されたのはエモすぎた.
そこから予備校辞める宣言な.ダイダスの3人もだけど,桃香さんは高校中退の中卒量産させ過ぎてるww
そこからの8話のダイダスと桃香さん・仁菜と桃香さんの関係性いいよね.
そこから,仁菜と父親の話.不器用すぎるんだよな.どっちも.
姉に甘える仁菜可愛いし,最寄り駅についたときに飲み物飲んでから小指抱えるシーンがめっちゃ好き.あの一連の流れが完全に仁菜を表している.
ヨルクラ・ユーフォが9話付近辛すぎて,相対的にガルクラが癒しになっていたのはアニメをリアタイしているからこその楽しみだった.仁菜が癒しキャラになるなんてw
仁菜が正直バカだからどれだけ衝突しても基本1話あれば中指立てたり街中で電気振り回したり飲み物掛け合ったりすれば解決するってのもあるw……あれ?ヤベー奴やwww
1位:響け!ユーフォニアム3
理由
俺たちの青春が,ついに終わった.
ユーフォ1期から9年間.
1期が放送当時は高校3年生の4月で,あすか先輩と同い年だったけど,今はもう滝先生の方が年齢近いんだよな..時の流れを感じる..
まぁ,心はまだ高校生だし,聖地巡礼するときにはこの川でユーフォを吹いた記憶や,サイゼリヤに行った無いはずの記憶が蘇ってきてたけどw
そんなユーフォもついに久美子たちが3年生に.
部長として部をまとめながらも,新キャラの黒江真由が登場して波乱万丈な3年生編だった.
前半は1年生や求くんの話で部全体を描いており,後半はオーディション・ソリ問題を描いていたが,この3年生編を通してのMVPはやはり奏ちゃんだろう.
奏ちゃんみたいなタイプの小悪魔キャラってあまり好きになることないのに,健気すぎるし,多分部長の久美子まで問題が上がってくる前に解決とかしてそうだし,推せる.
奏ちゃんが黒江真由が何度も久美子に対して辞退しようかと言っているのを,本当に辞退する人間は本人に直接言わないって言ってて,奏ちゃんは夏紀先輩に言わなかったし,奏ちゃんだからこそ分かる視点だなぁと.
自分が成長したからなのか,滝先生が子供っぽく思えてくるのも新視点.
3年生たちほど滝先生を神格化していないの意見も納得だし,府大会と関西移行で編成を変更するのも迷いがあるなと.
言葉足らずなところは前からだが,久美子たちは子供は3年間の成長率が高いけど,滝先生はそこまで成長していないから差が顕著だったのだろうか.
もうね,8話以降が辛すぎて…
オーディションが3回でトランペットとユーフォのソリって聴いた時から波乱は確定してたけど,まさか奏ちゃんがメンバー落ちするなんて…
その後の久美子の様子とか,吹奏楽部メンバーの部長派や奏ちゃんが落ちるなんて…みたいな様子とか,それでも関西大会が終わったら麗奈と黒江真由の演奏が良かったと評価する流れが完全に結果良ければだし,本人たち以外の周りの評価ってそんなもんだよなとリアルさに心痛んだ.
12話の再オーディションについて,色んなことを考えて,解釈してみたけど,久美子が音大の選択肢を選ばなかった時点で,麗奈と久美子は並び立つ存在にはなれなかったのかなと.
吹奏楽の作曲もすることのある友人に音源を聴いてもらったところ,曲の前後や解釈次第で変わるけど,トランペットとユーフォのソリであれば2番(久美子)を選ぶ.
理由としては,1番はトランペットのソロでユーフォがサブになっていて,2番はトランペットもユーフォも前に出てきている演奏で,作曲の観点でもチューバなどではなくユーフォを選んでいるということはユーフォに吹いて欲しい意図がある.
と言っていて,それで麗奈が1番を選んだのって,久美子が音大に行かない選択をした時点で吹奏楽という舞台で久美子と麗奈は並び立つことはもうなくて,そこでは特別な関係になれないから…という解釈なのかなって.3期の麗奈の重い彼女ムーブを見ると.
だから,久美子より黒江真由の方が上手いのではなくて(北宇治の部員でもあれだけ票が割れているんだし),滝先生は麗奈が上手いから麗奈(トランペット)が前に出る演奏にしたくて,麗奈は久美子と並ぶことはもうないから黒江真由の方を選択したんだと思う.
その解釈ができるようになって,個人的には展開に納得は出来るようになったかな.
まぁ,全国での演奏と3年間の思い出の演出を見てると泣いてたけど,もし全国で久美子がソリを吹いて奏ちゃんも一緒に演奏してたらもっと泣いていたのは確か.
これまでユーフォ原作を封印してきたから,これから1年生から久美子たちの物語を原作で振り返るつもり.
9年間,久美子たちと一緒に青春を歩めて本当にありがとうございました.
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