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劇場アニメ 青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない 感想.「花楓が幸せになる道を,応援する」

投稿日:2023年6月25日 更新日:

ランドセルガールの感想記事を更新しました.【劇場アニメ 青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない 感想.「僕たちはこうして大人になる」】

前作・ゆめみる少女から4年の時を経て,ついに続編が劇場アニメとして公開!
今作のおでかけシスターと,次作のランドセルガールで高校生編を完結まで映像化してくれる...本当にありがたい...

かえでから花楓になってからの物語をぜひとも見たかったから待ち遠しかった.

花楓の話は心が苦しくなるのは分かってたけど,劇場で花楓の頑張りを見るとグッと来るものがあるよね…
劇場ラストでかえで&花楓の不可思議のカルテが流れて,かえで……花楓……となっているオタクのひとりごとを書き連ねていく.

今作の聖地も更新しているので,聖地巡礼する人は参考にどうぞ!【青春ブタ野郎シリーズ 聖地巡礼マップ】

「劇場アニメ 青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」公式サイト

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1.あらすじ

高校二年生の三学期を迎えた梓川咲太。
三年生の先輩であり恋人の桜島麻衣と、峰ヶ原高校で一緒に過ごせる学生生活も残り僅かとなった。
そんななか、長年おうち大好きだった妹の花楓は、誰にも明かしたことのない胸の内を咲太に打ち明ける。
「お兄ちゃんが行ってる高校に行きたい」
それは花楓にとって大きな決意。
極めて難しい選択と知りながらも、咲太は優しく花楓の背中を押すことを決める。
『かえで』から『花楓』へ託された想い。
二人で踏み出す未来への物語。

2.見どころ

2.1.花楓の頑張り

今作の見どころは,やはり花楓の頑張っている姿だろう.
アニメ1期のラストがかえでのストーリーで,咲太にとっても,我々にとっても唐突にかえでが居なくなって花楓が帰ってきたから,やっと花楓のストーリーを見ることができた.

一生懸命に勉強を頑張ろうとする姿と,みんなと一緒が良いという花楓の気持ちなぁぁぁああああ.

学校でのいじめが原因で不登校になり,解離性障害になった花楓が,その間に頑張ってくれたかえでの夢を叶えようと外に出る練習・学校に行く練習を頑張って,自分で願書を出しに行く姿……
花楓……よく頑張ったよ……思春期症候群を再発しながらもそれを兄に隠してまで頑張っていた…
咲太が花楓が願書出すときに手袋をしたままだったから気付いたシーンも咲太が花楓のことをちゃんと見ているのを感じ取れていいなぁと.ラノベ特有の鈍感系主人公じゃないところが素晴らしい.

このように,勉強のシーンも,願書のシーンも,受験日のシーンも,花楓が一生懸命に頑張ってる姿を見ると,応援したくなるよね……自分は花楓のお兄ちゃんになっていたのかも……

2.2.咲太と麻衣さんのイチャイチャ

青ブタは魅力的なヒロインが多くいるが,咲太が麻衣さん一筋なのが魅力だと思っている.

そんな青ブタだが,開幕の学校帰りの踏切のシーンでこれが青ブタだと視聴者に青春パンチをかますのはいいとしても,よく出てくる公園の近くで花楓と出会った時の反応な!
小指だけ繋いでるのをさらっと話しながら「コート,着てくれてるんだ」って彼氏の妹に普通に話しかける麻衣さんほんま女優やで.
2年ぶりに目を覚ましたら,冴えないと思っていた兄に女優の彼女がいて,目の前でイチャイチャしてる花楓はどんな気持ちなんだろ…w
花楓にとっては2年間眠っていたから精神年齢が13歳くらいだし…w

 

2.3.聖地・七里ヶ浜

青ブタの聖地といえば七里ヶ浜.
ここで物語が始まり,ここで物語が展開され,みんな成長してきた.

序盤では実際は一里もない七里ヶ浜でランドセルを背負った小学生麻衣さんと咲太のシーンからスタートしたが(これは次作の話),メインは卯月と花楓の出会いだ.

花楓が思春期症候群になって,解離性障害でかえでが生まれたときに咲太は翔子さんに出会った.
そこでの翔子さんとの会話が中学3年生の咲太の人生を変え,特に「ありがとう」「頑張ったね」「大好き」の三大好きな言葉を大切にして優しく生きてきた.

今回も中学3年生の花楓よりは大人の卯月が”普通”の高校とは違う通信制の高校の生活のことや,全日制通ってた自分も通信制の高校通ってる自分も好きで,前の私がいたから今の私がいると言い切るのを聞いて,咲太も前のかえでも今の花楓も好きで,かえでがいるから今の花楓(自分)がいるって分かって救われたのかなぁって.

また,ここでの卯月のセリフで好きなのは咲太が通信制の高校について「毎日学校行かなくていいんだから最高だと思うけどな」の後に「それ,毎日学校行ける人が言ったらダメなやつ」の部分が好き.
毎日学校に行ける人にとってはそれが率直な感想なんだろうけど,みんながみんな,毎日朝起きて週5で学校に通って,全員が机に座って同じ授業を受けられる訳ないもんな.
実際に通信制の高校に通っている人にとっては頑張っても毎日学校に行けないからこそ勉強する手段が通信制の高校しかないんだもん.
「普通がいい」「みんなと同じがいい」という花楓の思いも分かるし,みんな(大多数)と同じだと安心感あるし,通信制の世間体を気にする気持ちもわかるけど,実際に通う本人が幸せになれる道があることが大切だと思う.
毎日学校に行ける人は大多数と同じことができて世間体も気にせず過ごせる方が幸せだと思うけど,卯月や花楓のような人にとっては,無理して全日制通っても馴染めなくて学校に行けなくなったら不幸なだけだし,自分のぺ―スで進める方が合ってるのかなぁって.

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3.ドラマCD「青春ブタ野郎はハニートーストの夢を見ない」

劇場パンフレット(豪華版)にドラマCDが封入されていた.
内容は時系列的には映画の後の春休みに咲太・花楓・麻衣・のどかの4人でカラオケに行く話.

思春期症候群や解離性障害があった花楓と麻衣さんやのどかが仲良くしてるのって心が暖かくなるよね.
特にのどかが仲良くしてるの好きなんだよな.麻衣さんは彼氏の妹だけどのどかにとってちゃんと友達だなって感じられるし.

また,本編ではBABY!を麻衣さんと花楓が歌っているんだが,ラスサビ部分で笑い合っているの,最高過ぎます.ええ.
BD発売イベか何かで歌ってくれませんかね?

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4.特典小説「青春ブタ野郎はアニマルランドの夢を見る」

時系列はドラマCDの続きで春休みの最終日に咲太・花楓・麻衣・のどかの4人で上野動物園に行く話.

上野動物園といえば,咲太がかえでと最後に行った大切な場所.

映画本編ではかえでから花楓へ託された想いが描かれていたけど,小説を読むと咲太の中にも,花楓の中にもかえでが生き続けていることを感じられて,「前の私がいたから今の私がいる」という卯月のセリフがより心にしみる特典小説となっていた.

いつもは「○○は夢をみない」だけど,特典小説のタイトルが「アニマルランドの夢を見る」になっていて,咲太は動物園で花楓の中に生きるかえでの夢を見ていたんだなぁと.

 

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感想

映画観て,翌日に早速藤沢・江ノ島に行って実際に七里ヶ浜でおでかけシスターの原作小説の花楓と卯月の会話シーンを読んでたんだけど,この場所のどこかで花楓たちがいてこんな話をしてるのかなぁと思って目頭が熱くなった.

見どころでも書いたけど,卯月の「それ,毎日学校行ける人が言ったらダメなやつ」好きなんだよな.
自分は高校までは普通に週5・朝から遅刻やサボりもなく学校に行けていたけど,今はそういうの全然できなくなってしまったから卯月の気持ちに共感しすぎて……
普通に働ける人,凄いと思うけど,普通に働ける人から「毎日仕事行かなくていいんだから幸せだと思うけどな」と言われたら卯月と同じ反応すると思う.
ただ,世間はこういう自分をあまり受け入れてくれないんだけどな…….咲太は「なるほど.そうかも」と意見を受け入れるところが優しいところだと思う.

また,聖地巡礼の注意点として,咲太のバイト先で花楓が食べていたオムライスが食べたかったからデニーズに行ったけど,現在休止中でオムライスはメニューになかった……

青ブタの世界はみんなが花楓に優しいのがいいけど,これって咲太の周りには優しい人が集まっているからなんだよな.
前作のゆめみるは顕著だったが,咲太が繋いできた縁がこういう風に優しい世界を創り出しているんだなぁと.

自由に,好きに,一生懸命,生きてくれ,花楓.花楓が選んだ道を,僕たちは応援する.


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