劇場版SAOP冥き夕闇のスケルツォの記事,『【解説】劇場版SAOP 冥き夕闇のスケルツォ 見どころ・感想.「アスナとミトの物語の完結」』を公開!
SAOシリーズの原点にして頂点.アインクラッド編の始まりをアスナ視点で描くストーリー.それが今回の劇場版SAOプログレッシブ星なき夜のアリアである.
自分がSAOと出会ったのはアニメ1期が始まった2012年7月.当時は4月からアクセル・ワールドが放送中でハマってた頃.同じ川原礫作品が同時期にアニメ化ということで見始めたら当然ながらハマって原作も揃えた流れだ.(おかげで川原礫作品だけで1列以上本棚が埋まってるw)
10年近くSAOを追ってきたが,やはりSAOの原点であり頂点と言えばアインクラッド編だ.嫁はシノンだけどw
どのゲームをプレイしたいかと聞かれればSAOをプレイしたいし,たとえデスゲームだとしてもログインする.ALOやGGOもいいけど,キリトたちみたいにSAOで出会った戦友とプレイしたいなぁって思いが強いし
SAOシリーズを語るうえでは絶対に外せない物語であるアインクラッド編.そして,そんなアインクラッド編のはじまりの物語をアスナ視点で描くのが今回の劇場版.
アニメ・原作では登場しない新キャラのミトが登場すると聞いて,前作劇場版のユナはキリトたちと関わりがないキャラだからいいけど,ミトってアスナとバッチリ関わるキャラだし今後の展開との整合性とかキャラ設定大丈夫なのか…?と期待半分,不安半分で観に行った.
しかし,新キャラのミトはそんな不安を吹っ飛ばすくらいに好きになったキャラとなった!
原作の設定を知ってるからこそ解説できる点や原作との相違点を書きつらねるので,アニメしか見てない人や,原作読んでてもこの設定でどうだったっけ?となる人はぜひ!
映画でもアルゴが攻略本を提供していたので,こちらもβテスター(原作勢)からの情報提供みたいなもんや!これならキバオウも文句言わないやろ!w
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第3週特典小説「その次の日」に関しては『【解説】劇場版SAO ―プログレッシブ― 特典小説『その次の日』 感想』に書いてあります.
BD特典「メモライブル・ソング」に関しては『【解説】劇場版SAO ―プログレッシブ― BD特典小説『メモライブル・ソング』感想.「カクテルに込められた意味」』に書いてあります.
「劇場版ソードアート・オンライン ―プログレッシブ―」公式サイト
・目次
1.あらすじ
2.登場人物
3.解説
3.1.ミトとアスナが別れる原因となったリトルネペント
3.2.ビーターだと煽ったキャラ「ジョー」
3.3.本編終盤で登場したアルゴ
3.4.原作との主な相違点
3.5.星なき夜のアリアの意味
4.見どころ
4.1.新キャラ・ミト
4.2.アスナとキリトの出会い
4.3.第1層ボス戦
5.感想
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1.あらすじ
これは、《閃光》と《黒の剣士》が、その名で呼ばれる前の物語――
あの日、《ナーヴギア》を偶然被ってしまった《結城明日奈》は 本来ネットゲームとは無縁に生きる中学三年生の少女だった。
ゲームマスターは告げた。
《これはゲームであっても遊びではない。》
ゲームの中での死は、そのまま現実の死につながっている。
それを聞いた全プレイヤーが混乱し、ゲーム内は阿鼻叫喚が渦巻いた。
そのうちの一人であったアスナだが、彼女は世界のルールも分からないまま頂の見えない鋼鉄の浮遊城《アインクラッド》の攻略へと踏み出す。
死と隣り合わせの世界を生き抜く中で、アスナに訪れる運命的な《出会い》。
そして、《別れ》――。
《目の前の現実》に翻弄されるが、懸命に戦う彼女の前に現れたのは、孤高の剣士・キリトだった――。
2.登場人物
キリトCV.松岡禎丞
デスゲーム《ソードアート・オンライン》に巻き込まれた少年。
女性のような顔立ちと線の細いシルエットだが、戦いの腕は《SAO》でもトップクラス。
アスナ(結城明日奈)CV.戸松 遥
キリトと同じく《ソードアート・オンライン》に巻き込まれた少女。
ログアウトできないという現実に悲観するも、《戦友》からの言葉で戦うことを決意する。
ミト(兎沢深澄)CV.水瀬いのり
私立エテルナ女子学院に通うゲーム好きな少女。
学院のクラスメイトで、心を許せる数少ない友人である明日奈を《SAO》の世界に誘う。
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3.解説
映画公開が10月30日だったから,10月に入ってアニメ1話~14話見返して,原作1,2,8巻+プログレ1巻を復習(予習)して劇場にリンクスタートした.
βテスター並みの情報量を持って攻略に挑んだからこそ分かる劇場版SAOプログレのより面白く観れる点を解説する.
3.1.ミトとアスナが別れる原因となったリトルネペント
アスナ,そしてミトにとって重要なターニングポイントとなるリトルネペント戦.
ネペント自体はさほど強力な敵ではないが,実付きのネペントを攻撃し実が破裂させてしまうと仲間を大量に呼び寄せてしまうという性質がある.
ミトが事前に忠告をしていたが,アスナが不幸にも攻撃してしまい大量のネペントに囲まれ,ミトもトラップに引っ掛かり分断されてしまいそのまま別れてしまうこととなる.
このリトルネペントは原作小説8巻の『はじまりの日』(p.362~)のストーリーで登場する敵である.
このストーリーは,デスゲーム開始直後,キリトがクラインを見捨てて1人次の街へ突っ走りクエストを受ける.報酬はアニールブレードという片手用直剣でキリトの初めの愛剣となる武器だ.
クエストクリアのために1%以下の確率で出現する花付きのネペントを倒してリトルネペントの胚珠を入手するというものである.
物語のさわりだけ説明するとクエスト攻略のためにネペントを倒していると,同じβテスターのコペルというキャラも狩場に到着し,共闘することとなる.しかし,コペルはキリトが胚珠をゲットした時に意図的に実付きのネペントを攻撃しMPK(モンスターPK)をしてキリトが死亡後にドロップした胚珠を奪おうとするも,集まったネペントに殺されてしまい失敗.キリトは1人でどうにか倒し切って帰還する.という物語.
つまり,リトルネペントには3種類あり,通常(出現率98%強)・花付き(出現率1%弱)・実付き(出現率1%弱).
原作設定ではレベル3となっており,通常のネペントを倒すことで花付きの出現率は上がる.
実付きを破裂させ,ネペントに囲まれてしまうと,レベル2~3のプレイヤー4人では全滅した(βテスト時代)
このように,ネペント単体では弱いが,実付きの罠に引っかかってしまうと大変危険な敵なのである.
途中までミトも倒してくれたとはいえ,終盤はアスナ1人で倒し切ったのだからこの頃からアスナのポテンシャルは高かったということ.
たとえネペントに囲まれたとしても,ミトが落下して分断されずアスナの近くで戦えていたら……ミトとアスナは一緒のパーティでいれたのかもしれない.
2人が別れてしまったのは,アスナが実を破裂させてしまう.ミトが落下してしまう.分断後ミトのHP・アスナのHP的に助けに行けなくなってしまう.という不幸が3つも重なってしまったからということか……
3.2.ビーターだと煽ったキャラ「ジョー」
1層ボス戦が終了後,祝福の空気に包まれたが,キバオウから「なんでや!」と言われ,ディアベルの死とβテスターについてキリトは追究される.
このシーンはアニメでも印象的で記憶に残ってる人は多いだろう.というか,まともに登場したのはアニメ2話だけなのにディアベルはんとキバオウの印象の残り方は凄いからなw そこそこの話数でてきたはずのアリシ編の整合騎士たち以上に印象に残ってるまであるw
この時にキリトに対しての怒りを煽り,「チート」,βテスターのチーターだから「ビーター」という流れをつくる立ち回りをしたキャラがいる.
映画本編を見ると悪人っぽく描かれているから分かりやすいと思うが,エンドクレジットを確認すると分かるように「ジョー(CV.逢坂良太)」と書かれている.
ジョーは後に殺人ギルド,ラフィン・コフィンの幹部の1人であるジョニー・ブラック(本名:金本敦)である.
ラフコフの残りのメンバーはアリシ編のラスボスとなったPoHと,デスガン事件の赤眼のザザだ.
この時にはまだラフコフは存在していないが,キリトとラフコフの関係はこの瞬間から始まっていたのだ.
ジョニーブラックと言っても名前を覚えていない人も多いかもしれない.
アニメでいえば,「ないよ,剣ないよぉ~」というセリフが一躍有名になったキャラだ.
無いはずの剣を抜こうとするキリトに対してSAO特有の顔芸とセリフ回し.
こいつのせいでキリトはビーターになったし,こいつのせいでキリトは昏睡状態になってUWの世界に行くことになったんだなぁ……
3.3.本編終盤で登場したアルゴ
キリトとアスナが2人,1層のボス部屋を抜けて2層へと歩みを進めた後,女性キャラが登場して映画が終わる.
このキャラがアルゴだ.
原作勢にとってはよく出てくるキャラだから解説不要だが,今回の映画で攻略本を配布していたのがアルゴで,アニメでいえばサチが死んだあとにキリトがクリスマスの日に背教者ニコラスを倒す前に喋っていた情報屋がアルゴである.
元のプログレの1層はキリト視点で物語が書かれており,キリトとアルゴの絡みもアスナと同じくらい多かった.
また,原作でのアスナとアルゴは,アスナがキリトの部屋で風呂を借りた時にエンカウントしている.
プログレではアルゴは重要キャラであるため,第2作目以降の映画での活躍は必見だ.
第2作ではどうやってアスナと出会うか気になるところ.
アニメ本編ではあまり出てこなかったアルゴだが,今やかなりの重要キャラとなっている.
この映画のオリジナルキャラとなったミトがアルゴのようにサラッとみんなと馴染めるようになって欲しい……
3.4.原作との主な相違点
今回はアスナ視点の物語で,オリジナルキャラのミトが登場したことなどの影響により原作との相違点がある.(さっき書いたアスナとアルゴの出会いなど.これは尺の都合だけどw)
しかし,ここが上手いところで,違う点の中では今回の劇場版の設定の方が好きだなぁって思えるところもあるので,細かいところは省いた主な相違点と,変わったからこそ好きな面も紹介する.
まずはアスナの戦闘知識.
アニメでは見ていたら分かる通り,アスナはソロでパーティすら組んだことなくSAO攻略では必須のスイッチすら知らずにボス攻略戦に参加しようとしていた.
それが今回の映画では,ミトによって基本的な戦術・ソードスキルを教えてもらっており,ある程度戦える状態でミトと別れた後に一人で迷宮に挑んでいた.
原作設定(プログレ1巻p.25)ではゲームをほとんど知らないお嬢様が初めははじまりの街に2週間引きこもっていたがこのゲーム(世界)にだけは負けたくないという思いで一人レイピアを取り,2週間もしないうちにトッププレイヤーの仲間入りするまで突っ走ったというものだったが,
それよりは今回のミトの存在があって,SAO世界で生き抜くための基本的な術を身に付けていたという設定の方が好き.
同じβテスターのキリトははじまりの街でクラインを見捨てたが,ミトとアスナを守ってこの世界を生き抜こうとした対比になってるし.
2つ目は第1層ボス戦でのミトの存在.
アニメ・原作共にミトは存在していないため,ボス戦でのミトの立ち回りは完全オリジナルだ.
ボス戦終盤でミトがキリト・アスナのことを守りに入ったのは,原作ではエギルの立ち位置だったもの.
エギルの活躍場所が減ったのは少し残念ではあるが,自分のHPを気にせずにアスナたちを助けに行くという選択をしたミト.これが2層以降でミトとアスナがまた歩み寄るための1歩になればなぁ…と.75層まであるし,キリトとガチガチに絡むのは74層からなんだしさ(25層までパーティ組んでたっぽけどw)
3つ目の変更点は今後の展開にどう関わってくるか1番気になるところ.ボス戦でミトがアスナに渡したレイピアだ.
このレイピアの名前はウインドフルーレという名前で,原作ではキリトが1層ボス戦前に選んだもので,2層以降もアスナがこのレイピアに強い思い入れがあることが描写されている(プログレ1巻p.259-262)
1層ボス戦前のアスナはこのまま死んでも構わないという考えで迷宮に入ってたが,キリトと出会い,SAOの中で全力で生きてクリアを目指すという考えに代わり,その象徴としての剣がウインドフルーレだった.
一方で,今回の設定では,一度は離れてしまったけど,ミトとアスナの友情の形がこのウインドフルーレになっており,意味合いが大きく変わっている.
次作の「冥き夕闇のスケルツォ」は2層ではなく5層の物語であるが,ウインドフルーレに対するアスナの想いがどのように描かれるか注目したいところ.
原作では初めて出会ったキリトに貰った剣になんで固執するんだろう…?と思うこともあったので,この部分の改変は個人的には高評価.
SAO世界で進む道を見つけたのはキリトのおかげだけど,SAO世界で攻略の一歩を踏み出したのはミトのおかげなんだもの……
3.5.星なき夜のアリアの意味
原作では,迷宮でアスナと出会った時のキリトが,アスナのソードスキルのリニアーを見て,流星だと表現していた.
アインクラッドの迷宮区という星の見えない場所(=星なき夜)で,アスナの剣技が,このデスゲームを終わらせる一つの流れ星をキリトは見たのだ.
このキリトの出会いとなる剣技は,映画の設定ではミトの助言もあってシステムのアシストのみではなく自らの身体能力を上乗せして放っているからこそより輝いたものとなっている.
よって,ミトがいたからこそアスナは閃光になれたし,アスナはキリトと出会うことになり,SAOシリーズの物語が始まったのだ.
また,アスナ視点でミトというキャラクターを登場させてなお「星なき夜のアリア」の副題を用いたということは,ミトにとってもボス戦で見たアスナのソードスキルはデスゲームを終わらせるための願いを乗せるための流れ星の意味が含まれると,僕はそう思う.
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4.見どころ
ここからは10年来のSAOオタクが思う,今回の映画の見どころを3つ紹介する.
2回目以降映画を見るときは,これから紹介する点について注目して見ると新たな発見があるかも?
そういえば,茅場のチュートリアル宣言シーンでクラディールやロザリアさんも一瞬映ったよなw でも,サチたち月夜の黒猫団を見つけられなかったけど,いたっけ…?
4.1.新キャラ・ミト
今回の映画はミト無しでは語れない.
SAOシリーズはゲーム版ではオリジナルキャラは登場しまくっていたが,IF要素が強い物語だったし,アニメーションで描く場合の明確なオリジナルキャラはユナ・エイジ以降2回目だ.
それもアスナと関りが大きいキャラは初.ユナも死んだし,アインクラッドで新キャラってみんな死ぬしかないじゃない!それもログイン前のアスナの知り合いキャラとかどうやって物語に突っ込むねん!と不安を抱きつつ劇場に足を運んだ.
まず,上映前舞台挨拶でミトの声に注目です!と言われて,「あなたが演じているのでは!?」と思ったが,まさかのフリーザwww
キリトやクラインはチュートリアル開始前も同じ声優だったし,まさかミトが男でプレイしていたとは思わんかったwww
それも,大男で目の焦点が定まってない感じで,いかにも格ゲーにいそうなキャラメイクしていて,ミトって本当にゲームが好きなんだなぁと思うと共に,RPGゲームとしてはキリト以上に楽しんでいるなぁと思って好きになった.
一心不乱に前を目指していく姿勢もいいけど,こういうのもゲームの醍醐味といって街中の散策を楽しんだり,自分なりのキャラメイクをしてゲームプレイしたりするのいいよね.ミトと一緒にゲームしたら楽しそう.
このあたりの考え方が,アスナが料理スキル上げているところに影響しているのかな?って考えるとエモさ爆発するしなw
そんなミトであるが,ロールプレイをして遊ぶことができなくなる出来事が起こる.デスゲームの始まりだ.
この時,ミトはアスナを連れて先に進むことを選ぶ.
このあたりのミトの考え方や立ち回りを見ているとミトって女版のキリトであるなぁと感じる.
そして,キリトはクラインを始まりの街に置いて1人で戦場に出たが,ミトはアスナを連れて一緒に戦う選択をしたのだ.
キリトはゲーム経験のあるクライン1人ならばどうにか…ということでクラインを誘って先に進もうとしたが,クラインの仲間たちの命の責任を負うことが出来ず1人で飛び出した.
一方でミトはゲーム経験のない,完全にお荷物となってしまうアスナを連れて戦場へと共に走り出した.そしてアスナをしっかりと戦えるまで指導し,ダンジョンの攻略法やトラップの危険性も教えていた.
これは,キリトがクラインに対してもできなかったことだし,サチたち月夜の黒猫団に対してもできなかったことだ.そのことをゲーム開始直後からアスナに対してミトは行って来たんだから,誇っていいと思し,未完成のキリトの弱い部分との対比になっているんだなと感じた.
また,ミトとアスナが別れることとなったリトルネペント戦.
ミトはアスナのことを思ってレアモンスターを倒しに行ってたし,最後までアスナを助けようとしていた.でも,アスナのHPが無くなっていく様子だけ目に映り,時間が間に合わないとなり逃げ出してしまった.
パンフでもミトがアスナを置いて逃げ出してしまっても仕方ないなと視聴者に思わせる脚本にするのが難しかったと書いてあったが,結末としてアスナの隣にはキリトがいることから,別れることは分かっていたけど,こんな辛い別れ方をするのか…という気持ち.
まだ,キリト・クラインのようなゲームで出会った関係性ならば割り切れたかもしれないけど,ミトとアスナは現実世界でも友人であったからこそアスナが死ぬ姿をミトは見たくなかったんだなぁ…
ただ,自分が映画を見て感じたのは,ミトはアスナはこのリトルネペントの件がなくとも後々1回は別れることがあったのではないかと感じたシーンがある.
それがダンジョンでトラップに引っかかったパーティがコボルド系のモンスターの大軍に全滅させられるシーンだ.
このシーンでミトは助ける選択をせずに隠れてやり過ごす選択をした.
アスナは74層のボス戦で壊滅した軍を助けるために単身ボスに対して突撃している.アスナというキャラは目の前で誰かが死にそうになっていたら自分のことを顧みずに助けに行ける性格であるため,1層で別れが来なくとも後に袂を分かつ時があったように思える.(これはキリト・アスナが25層でパーティ解消するのと同じかもしれないが)
人一倍ゲームを楽しんで,アスナのことを想って,最後にはアスナを助けるために飛び出す勇気を持ったミト.こんな魅力的なキャラをぜひ本編で合流させてほしいという気持ちを持つのは当然のことではないだろうか.
ミトも後ろ暗い気持ちはあるかもしれないが,2層以降もぜひアスナと仲良くなってほしいんだ.キリト・アスナ・ミトの3人でパーティを組んでもいいんだよ.
最終的には血盟騎士団の1人だった設定でもいいし,それ以外のギルドでもいい(軍は嫌かなぁ…w).攻略組の1人となり,73層ボス戦には参加してて74層攻略後に2週間のアスナ・キリトの新婚生活の時に1度くらいは新居に訪れて結婚祝いをしてました~くらいの後付け設定入れててくれ……
アスナ以外とはあまり仲良くなれなかったから,シリカやリズたちとは絡んでないみたいな設定で,今後ふらっと出てきてくれよ……
キリトとクラインははじまりの街であんな別れ方したり,背教者ニコラス戦の前のあんなやり取りがあっても最終的には仲良くなってるし,25層で何があったか分からないがキリトとアスナがコンビを解消して,圏内事件の前にはギスギスした雰囲気だったのに最終的には結婚してるし,
この1層の出来事も進むにつれてわだかまりが無くなって行ってくれればなぁ…と.
今のままだとミトが完全に救われない……どうか,ミトに救いを…….
アスナ・キリトがパーティを解消する25層でミトが死んだりしないよな……?
4.2.アスナとキリトの出会い
ミトのことで語りすぎたが,SAOと言えばやはりアスナとキリト.
アリシくらいになるとアスナの正妻としての立ち位置が揺るがなさすぎるし,アインクラッド編でも74層・75層のやり取りでどれだけ壁を殴ったことか……www
そんなキリトとアスナも初めての出会いのシーンの初々しさというか,キリトの童貞っぽさというかwww
マップデータをアスナに渡すときの腕だけ突き出して距離のある感じとか,ちょっとカッコつけて助けたのに,剣を鞘に納めることに失敗している様子とか.
これはキリト君は中学生ですわ…www
でも,こんなキリト君もその時助けた人だとは気付いてなくとも,ボス攻略で一緒になった人が女性だと分かってながらもパンを一緒に食べたりするんだからなぁ~~.そして自分の部屋の風呂に入れるんだからなぁ~~.アスナが風呂入ってる時のキリトの様子めちゃ気になるがwww
最後にはパーティメンバーの名前の表示を教えるときに,頬に手を触れてるんだぜ?なんやねん!キリト!!!やっぱキリトやん!!!と叫びそうになったのはご愛敬.
4.3.第1層ボス戦
見どころの最後はやはり第1層ボス戦.
何度世界線をやり直しても死ぬ運命のディアベルが見どころ……w でもあるのだが,戦闘シーンの映像美だ.
アニメ放送から9年経ち,アニメーションの進化も甚だしい.それを,映画館という大画面・最高の音響で観ることが出来る.こんな素晴らしいことはない.
アニメで一度描いたものを(ミトが存在はしているが)ほぼ同じ内容を描くことで,変わらないSAOの熱さや,今だからこそ描けるSAOの戦闘シーンがありありと感じられた.
個人的にIMAXは映画の最終系だと思っており(4Dは既存の映画とは別物),SAOサービス開始は2022年なので,映画で描くSAO1層ボス戦の戦闘シーンのクオリティが最終解だと思っている.
テレビ画面やBDで観るのもいいが,映画館で観る価値のある一番のポイントはこの第1層ボス戦だ.
次に自分が新しい第1層ボス戦を体感するときは,本当のデスゲームが始まって,1層ボス攻略のメンバーとして戦う時であることを祈って……
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劇場版SAOP冥き夕闇のスケルツォは別記事にて公開中!『【解説】劇場版SAOP 冥き夕闇のスケルツォ 見どころ・感想.「アスナとミトの物語の完結」』を公開!
わかりみが深すぎて思わずコメント送ってしまいました〜ステキな解説ありがとうございます。サチは茅場チュートリアルシーンで見つけました!笑
クラディール見つけられなかったので、がんばりたいところです。ロザリアさんに至っては記憶が薄かったです。。
今回は、SAOの知らなかった設定や罠が出てきて面白かったですね。それを踏まえた上で言うと、やはりアスナとミトが分かれて戦うのはまだ早過ぎるでしょう。罠の存在や危険なモンスター、隠し部屋のトラップなど、一度でも踏み込めば死に直結するSAOの世界で、知り合いの友人というのはある意味で1番安心できる存在です。アスナがキリトと話して、名前やHPゲージの事を知って笑ったのは、ミトがパーティーを解散した理由を理解して笑ったのだと理解しました。ここからアスナも同じ状況だったらパーティーを解散してたということでしょう。ラフィンコフィンと言った殺人ギルドまで登場する以上、ミトがオンラインゲームの知識のないアスナをそのまま放置するとは考えにくいです。おそらくパーティーメンバーを組んで、ある程度危険がない闘い方をして行くと予想しています。もちろんアスナを危険に巻き込まない慎重なメンバーに厳選するのでしょうけど……( ^∀^)
SAOをプレイしたいと私も思います。
「ゲーム世界>現実世界」の考え共感します( *´꒳`*)
アニメとの相違点にムゥと思ったりしたのですが(ラスト一緒に2層に行った所とかw)色々補足していただきありがとうございます
25層までパーティ組んでてからの圏内事件の前のボス攻略会議のやり取りだとなんか納得できますwアニメしか見てないのでボス攻略会議以外では合ってないと思ったので( ˶ ̇ ̵ ̇˶ )
ミトの今後をどうするのかなとは思います。アスナの性格からしてSAO内でミトの死と直面してたらユウキのように思い出しそうかなと思うので、ミトはSAOからの解放後アスナ達と同じ学校に行ってなくて、アスナもALOに囚われてたからその後に会ってなかったってことにすればその後の話とつじつま合いそうかなと思いました。人知れずフェイドアウトは悲しいですし…