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『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』考察・感想。「みんな、幸せ者だ」

投稿日:2019年6月25日 更新日:

青ブタの映画、、、めっちゃええやんか!!!
さすがはアニメ放送と同時に劇場版も決まっていただけある。この映画まで合わせてアニメ青ブタシリーズだった。
アニメ版で残ってたことすべてがこの映画に入ってた!
あと、翔子さんのことを好きになっちゃいますよ

ネタバレ有りだから、映画見た後に見ることをオススメ。
あと、自分は原作小説を買ったけどまだ読んでません(1巻が発売と同時に買ったけど、2巻の頃は色々忙しくて放置してしまい気付けばアニメ化したからアニメでいっか~って感じで放置した人)
また、パンフレットも売り切れでゲットできておらず、第1週特典もゲットできていません。
だから、それ違うよ~ってことを書いてしまうかもしれないけど、とりあえず映画を2回見た人の感想や考察です。
今からこの映画とその次の小説部分読むから!
それで間違ってるところや付け足すところがあったら修正していきます。

4年ぶりの新作,花楓のストーリーのおでかけシスターの感想記事も公開しました!(おでかけシスターの感想記事は【こちら】

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あらすじ

空と海が輝く街”藤沢”にクラス梓川咲太は高校二年生。
先輩で恋人の桜島麻衣と過ごす心躍る日常は、初恋の相手、牧之原翔子の出現により一変する。
何故か翔子は「中学生」と「大人」がふたり存在しているのだ。
やむなく翔子と一緒に住むことになった咲太は「大人翔子」に翻弄され、麻衣との関係がぎくしゃくしてしまう。
そんな中、「中学生翔子」が重い病気を患ってることが判明し、咲太の傷跡が疼き始める――。

登場人物

・梓川咲太 CV.石川界人

峰ヶ原高校2年生。
学校では有名な変わり者。
胸に出来た大きな傷は、妹の花楓の身に起きた思春期症候群と同時期に発症したもの。
彼を救ってくれた初恋の人・牧之原翔子を探し峰ヶ原高校に入学するも、なぜか彼女は在籍していなかった。
現在は同じ高校の先輩で人気女優の桜島麻衣に起きた思春期症候群をきっかけに、彼女と交際中。

 

・桜島麻衣 CV.瀬戸麻沙美

峰ヶ原高校の3年生。
多忙な芸能活動のため学校生活になじめず、空気のように扱われていたことで自分の姿が周囲の人間に認識されなくなるという思春期症候群を発症した。
咲太が全校生徒の前で愛の告白をしたことによって、再び周囲から認識されるようになる。
現在は咲太の後押しもあり女優に復帰し、彼と交際中。

 

・牧之原翔子 CV.水瀬いのり

大人版
咲太の初恋の女性。
2年前、咲太が中学生の時に七ヶ浜町の海外で出会った。
咲太に”優しさ”を教えてくれた人物。
名前以外の素性がほとんどわかっておらず、謎に包まれている。
“花楓”の記憶が戻り、”かえで”がいなくなってしまったことに傷心していた咲太の前に再び現れた。

中学生版
咲太の初恋の人に顔と名前がそっくりの中学生。
雨の日に捨て猫に傘を差してあげたところ、帰宅中の咲太と麻衣に出会う。
その時に拾った子猫・はやてを咲太に預けていることから、咲太の家に通うように。
咲太のことを慕っている。

 

・古賀朋絵 CV.東山奈央

峰ヶ原高校の1年生。
先輩の咲太とはお互いのお尻を蹴り合った仲。
空気を読み、周りにあわせることを一番に考えていたが友人の憧れの先輩から告白されてしまったことで、思春期症候群を発症。
咲太を巻き込み、自分が望んだ結果がでるまで同じ日を繰り返すことに。
現在は、話題が尽きない後輩として、咲太とはよき先輩の仲。

 

・双葉理央 CV.種崎敦美

科学部所属の峰ヶ原高校の2年生。
数少ない二人の友人、咲太と国見に彼女が出来たことをきっかけに孤独感を感じ、SNSを使用した自傷行為を行う。
その結果、相反する自分が2人存在するという思春期症候群を発症した。
たびたび思春期症候群について相談しに来る咲太に対して、不満そうな態度を見せつつもアドバイスを送ってくれる。

 

・豊浜のどか CV.内田真礼

麻衣の母親違いの妹で、アイドルグループ『スイートバレット』のメンバー。
幼いころから比較されてきた麻衣へのコンプレックスが原因で、見た目が麻衣と入れ替わるという思春期症候群を発症した。
現在は麻衣の家に同居していて、たびたび咲太の邪魔をする。
花楓とも仲が良く、麻衣とともに可愛がっている。

 

・梓川花楓 CV.久保ユリカ

咲太の妹。
前の学校でネットを通じたいじめを受け、心の傷が身体に刻まれる思春期症候群を発症。
ひどい心的ストレスから記憶を無くし、2年間”かえで”という別人格として家から1歩も出ず、過ごしていた。
“かえで”の努力の結果、記憶が戻り、現在はもう一度学校に通うため咲太とともに日々奮闘中。

 

スタッフ

原作:鴨志田一
監督:増井壮一
脚本:横谷昌宏
アニメーション制作:CloverWorks

 

原作

小説『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』(作者:鴨志田一、レーベル:電撃文庫)

音楽

主題歌:『不可思議のカルテ』

アーティスト:桜島麻衣(瀬戸麻沙美),古賀朋絵(東山奈央),双葉理央(種崎敦美),豊浜のどか(内田真礼),梓川かえで(久保ユリカ),牧之原翔子(水瀬いのり)


 

「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」公式サイト

「青春ブタ野郎シリーズ」公式Twitter

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見どころ・考察

これから、今作の見どころポイントや考察を書いていきたいと思う。

まず、普段とは違い、鑑賞中に心の中でどう思っていたかを書きたい。
次に、みんなが混乱してるであろう時系列・世界線の整理を行いたいと思う。
最後に、咲太・麻衣さん・翔子さんの選択について、ぼっち引きこもりニートの視点からどう感じたかを書いてみようと思う。

 

作品鑑賞中の心の声

最初に、自分が青ブタ映画を見てた時の心の声を叫びたい。
映画を見た人は多分、みんな同じ気持ちなはずだ。

 

・序盤
「ワイも翔子さんと同棲したい」

・~中盤にかけて
「翔子さん(´・ω・`)」
「翔子ちゃん(´・ω・`)」

・中盤以降
「まいさぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああん」
「翔子さぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああん」
「こがぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああ」
「まいさぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああん」
「さくたぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああ」
「翔子さぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああん」
「翔子ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああん」
「翔子ちゃん!翔子ちゃん!翔子ちゃぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああん」

って感じ。
青ブタの感想ってマジでこれで伝わると思うんだけど、どうw

 

まずは序盤。
ここは翔子さんと同棲したい以外の気持ちないっしょw
どう考えても咲太が羨ましすぎる!
翔子さんが訪ねてきたところの麻衣さん(ヤンデレ)から、修羅場を回避する花楓ちゃんまでクスッと笑える日常シーン?は然ることながら、一番はやはり、
翔子さんの指使いだ!
コタツの中で繰り広げられる攻防。そこでの翔子さんの指使い最高じゃないか?制作陣も絶対力入れてたやろあのシーン。
中学生の翔子ちゃんが大人になったらあんなからかい上手の翔子さんになってるって思っただけでたぎってきますよ。

青ブタって、その回その回で注目されたキャラのこと好きになっちゃうんだよなぁ。
古賀のこと好きになって、かえでのこと好きになって、翔子ちゃんのこと好きになって……あれ?もしかしてロリコン野郎はゆめみる少女の夢を見ないになってる?いやいや、翔子さんと同棲したいって感情だからセーフ。問題なし。

 

続いて中盤にかけて。
ここは翔子ちゃんの病気が判明するところだし、未来ではちゃんと治ってることが判明。
この辺になると、翔子さんと同棲したいという邪な気持ちよりも翔子さん(´・ω・`)って感じになってたよ。
そこから色々なことが判明して選択を迫れる咲太。
これをもしアニメで見てたら来週はよ!!!ってなってたはず。
2度目見たら翔子さんの気持ち考えるだけでうるっとくる。

 

中盤以降。
ま、これはみんな同じはず。
叫んでしかない。

最初のまいさぁぁあああああああんって叫ぶところ。
あの事故シーンの音、マジで辛かったんだけど。劇場で一番大きな音出たシーンじゃないかな?
麻衣さんの叫び声が聞こえてからの衝突シーン。辛い辛い辛すぎる。
追悼映像とかでテレビから流れてくる映像も殺しに来てるって。あんなの見せられたら咲太発狂するしかない。

その後、麻衣さんの心臓を持つ翔子さんと出会う。そこでも心の中で叫び声があがったよね。
翔子さんから大人の梅サイダー貰いたいです。1回目見たその夜に梅サイダーではないが梅酒飲んだけど。
咲太の選択では、翔子ちゃんは助けられるけど恋人の麻衣さんは助けられない。自分は麻衣さんを助けたいから過去に戻る。それを翔子さん本人に伝える。なんて残酷なんだ。

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今作の世界線・時系列まとめ

時間が行ったり来たりする系は理解するのに難しいことがあると思う。
だから、世界線を図で示してみたので、参考にしてほしい。(映画見た記憶だけでつくってるからミスうや誤解があるかもしれない)

劇場版の世界線の変遷

 

簡単にまとめると、まず、世界線0というのは元の世界線であり、大きな翔子さんが体験した世界線。
世界線Aというのは、我々がずっとアニメで見てきた世界線。
世界線Bはクリスマス直前で分岐した、麻衣さんも咲太も死なない世界線。
そして、世界線Cが最後にたどり着いた世界線
という感じ。

世界線0,A,B,Cそれぞれについて見ていこうと思う。

 

世界線0

この世界線0は大きな翔子さんのいた世界線。つまり、咲太が死ぬ世界線であり、アニメの前の世界線だ。

まだ小説などなどを読んでいないため、ここから書くことが小説などで否定されている可能性もあるが、自分が考える範囲では、
この世界では大きな翔子さんとは咲太は出会わず、ひねくれながらも高校に進学し麻衣さんと交際。
そしてアニメで中学生翔子ちゃんと出会ったところと同じところで出会い、猫を保護する。
クリスマス付近で翔子ちゃんの病気のことを知って臓器提供カードを書く。
クリスマスの日、麻衣さんとデートをして、そこで事故にあう。
脳死判定を受け心臓は翔子ちゃんに。
術後、翔子ちゃんはそのことを麻衣さんから聞く。
高校生になった翔子ちゃん(さん)は、初恋の相手かつ、自分に心臓をくれた咲太を助けるために過去に戻る→世界線Aへ。

 

世界線A

この世界Aはこれまでアニメで見てきた世界線。

世界線0から来た翔子さんが七里ヶ浜で咲太と出会う。(同じ心臓が出会ってしまったため、咲太の胸に傷が出来る。同時期に花楓ちゃんが心の傷が外傷として現れる思春期症候群を発症していたため、その類のものかと勘違いをしていた。)
そして、咲太は翔子さんから色んな考え方や進路の指針を受ける(これは世界線0で咲太が翔子ちゃんに与えていたもので、進路なども世界線0で咲太が行っていた高校の進めさせるため?→咲太の幸せは麻衣さんと交際することだから)
その後、咲太は高校に進学する。ここからはアニメで見た通りの世界。咲太は野生のバニーガールと出会い、みんなの思春期症候群を解決していく。ここは世界線0でも行われていたことだろう。
その過程で中学生翔子ちゃんと出会う。世界線0では、大きな翔子さんのことは知らず関わっていたが、この世界線Aでは初恋の大きな翔子さんのことも考えながら接していた。

アニメが終わり、劇場版がスタート。
大きな翔子さんは咲太が事故で死なないようにクリスマス前に咲太の家に現れる。
咲太をからかいながらも、事故を回避するために事故現場でデートの約束をする(咲太は麻衣さんとのデートを選択するはず。でも、自分が指定した場所とは違うデートスポットにいくから。家デートをすれば助けられる。そうではなく、世界線Aで麻衣さんとデートを約束した場所でデートをしても助けられる。だから、事故現場でデートの約束をした。)
しかし、咲太は翔子さんの真意に気付き、翔子さんとのデートの待ち合わせ場所に。
車が咲太の方に向かってくる。
その時、麻衣さんの叫び声が聞こえて、衝突音が!
そこには、麻衣さんが倒れていた。。。
さっきも言ったけど、この時の音が辛すぎる……

麻衣さんが死亡したが、脳死判定で心臓は翔子ちゃんへと移植されていた。
だから、麻衣さんの心臓を持った翔子さんが咲太の前に現れる。
そこで、咲太は麻衣さんを守るために過去に戻ることを決意。その選択が、翔子ちゃんを見捨てるという選択であったとしても。→世界Bへ。
ここで咲太が過去に戻れた理由は、咲太も翔子ちゃんと同様な思春期症候群を発症しており、自分が犠牲になるか、翔子ちゃんを見捨てるかという2択を迫られる未来が来なければいいのにと思い続けたから世界がゆっくりになり相対的に咲太の時間が進み未来を体感したという認識でいいのかな?

 

世界線B

世界Bは世界線Aとほぼ共通(咲太が戻った過去であるためクリスマスデート直前から。それより前は世界線A)

未来から来た咲太は、半分が未来で半分が今という状態。誰かに観測されない限り自分という存在は確定しない。
このことは麻衣さんの思春期症候群をはじめ青ブタではよく出てくること。シュレーディンガーの咲太くんってやつだ。
でも、どうやって観測されるかが重要。
そこで現れたのが尻を蹴り合った仲である後輩の古賀だ。やはり量子もつれを起こしただけはある。最後に助けてくれるのは尻を蹴り合った友人。(世界線Aで中学生の咲太が高校生の翔子さんを認識できたのは同じ心臓を持っているからだろう。だから大きな翔子さんの存在が確定した。でも、同じ心臓が観測可能であったために咲太は胸に傷が出来た)

観測され存在が確定した咲太は世界線Bの咲太の行動を止めるために奔走するが、それは翔子ちゃんを見殺しにすること。
そんなことを世界線Bの咲太は許さない。
麻衣さんが変わりに死ぬならそれを止めるまで。だから麻衣さんの説得を世界線Aの咲太に任せて世界線Bの咲太は翔子ちゃんを助けるために事故現場へ……

世界線Aの咲太は麻衣さんを説得の末、事故を止めるために現場へ。
そこで翔子さんと出会う(心臓は咲太の心臓である翔子さん。この時点では世界線Aと共通のため咲太の事故を止めるために動いている翔子さん)
翔子さんは世界線Aの咲太を見て自分が失敗したのだと悟り、また、咲太は咲太自身の事故を止めに来た。つまり自分は助からないことを悟った。
そこまで気付いて、手をつなぐ2人。思い出すだけで泣けてくる。

周りの人にも同時に同一人物が観測されてはいけないため、咲太は観測されないために着ぐるみを着る。
そして突っ込んでくる車の前には咲太。助けるために着ぐるみが飛び出す。
同一の存在がぶつかり合い、一つになる。世界線Aと世界線Bの咲太は一つとなった。
そこで気付く。翔子さんがいないことに。
咲太の心臓。そして世界線Aでは代わりとなる麻衣さんの心臓があったが、世界線Bでは存在しなくなった。
翔子ちゃんを助ける心臓は世界線Bには存在しない。
このまま翔子ちゃんは死ぬことが確定したのだ。

しかし、このままでは終われない咲太たち。
世界線Bで正月を迎えた時点が実は未来であることを確認し、翔子ちゃんに小4の時に課題を完了させ思春期症候群を起こさない方法を提案する。
翔子ちゃんは自分が死んでいく姿を見ることは咲太が苦しむから咲太をその苦しみから解放するために過去に戻ることを決意する。
死の間際に今という時の認識が曖昧になった影響か課題を完成させる過去に→世界線C

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世界線C

小4の翔子ちゃんが課題を完成させた世界線。

記憶の波及効果か、小4の翔子ちゃんは課題を完成させることを選ぶ。
よって、思春期症候群は発生しなかった。
その影響により未来が変わり移植手術が受けられる未来となる。(いわゆるバタフライエフェクト、風が吹けば桶屋が儲かるというやつだ)

思うのだが、ここは翔子ちゃん以外は世界線0と共通のはずだ。
だから、咲太は翔子さんとも出会わずとも高校には進学するし、麻衣さんとも付き合うはず。
翔子ちゃんの未来が変わったため、公園で中学生翔子ちゃんと出会わなくなるというだけだと思うんだが……
世界線Bで双葉が七里ヶ浜で翔子さんと出会わないことによって咲太が高校に進学しないのでは?といっていたが、世界線0では出会ってなくても進学してることは分かっているからそこは心配なかったような?(大きく過去に戻る為、バタフライエフェクトによって翔子ちゃん思春期症候群が発症しなければ咲太は高校に進学しなかった未来もあったかもしれないからそういうことか?)

翔子ちゃんとは出会わないが、世界線A、Bの記憶が世界線Cの咲太に一部干渉し(デジャヴというもの)、七里ヶ浜で翔子さんと出会う夢を見ていた。
また、麻衣さんも心臓病映画に出ているし、咲太は初詣デートの前に、駅で募金をしている。そのように、他の世界線の記憶によって、世界線Cの咲太たちの行動も変わってきている。

そして、最後、元気になった翔子ちゃんと、咲太が七里ヶ浜で出会う。他の世界線の記憶の影響か、お互いの存在に気付く。
よかった。生きてた。翔子ちゃん。→HAPPY END

 

みんな、自己犠牲の選択

最後にみんなの選択と幸せについて考えよう。

今回の話は、簡潔に述べるとみんな自己犠牲を選択しているんだ。

  • 世界線0では、咲太の死により生き永らえた翔子さんが自分を犠牲にすることによって咲太を救う未来を選んだ。だから世界線Aに行った。
  • 世界線Aでは、翔子ちゃんを救うために咲太は自分が犠牲になることを選択していた。しかし、麻衣さんが咲太を救うために自分が犠牲した。翔子さんは世界線0で自己犠牲を選択しているので、自分が犠牲になる未来の選択を受け入れ咲太を送り出した。
  • 世界線Bでは、麻衣さんはなおさら自分を犠牲にしようとしていた。世界線Aの咲太と麻衣さんは翔子ちゃんを見殺しにしたことを受け入れた。しかし、自分たちの3年間の過去を犠牲にすることで翔子ちゃんが生きられるかもしれない未来を選択した。

このように、翔子さんと麻衣さんは自分を犠牲にして咲太を。咲太は自分を犠牲にして翔子ちゃんを。みんな自分を犠牲にすることで誰かを助けることを考えている。
この考え方の賛否は置いておくとして、自分を犠牲にしてまで助けたい。守りたい存在があるって美しく幸せなことではないだろうか?
自分がぼっちニートという背景があるからこそ、より守りたいもの、自分を守ってくれる存在のことを幸せなことだと思う。
だから、このことを踏まえて自分は最初のタイトルに『みんな、幸せ者だ』と書かせてもらった。
自己犠牲については賛否あるかもしれない、でもこの作品では、美しく幸せなものに感じたのではないだろうか?
そして、その選択を繰り返すことによって、3人が幸せになれる世界線Cへとたどり着くことが出来たのだ。

 

 

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感想

今回の劇場版青ブタ、個人的な評価は4.8/5.0かな。
今年1位評価だ。
理由としては、映画そのものの出来もあるのだが、アニメの伏線が気持ちいいほど回収されていったところ。
だから、この評価は映画のみならず、アニメを含めた映画の評価だ。
咲太の傷がここにたどり着くって知ったとき、なるほどそういうことだったのか!!!ってなったからな。

今回の映画は伏線回収が素晴らしい。
咲太の傷もだが、翔子さんの存在。そして、古賀が咲太の観測者である理由やバニーガールならぬ着ぐるみ咲太でいること。みんな大好き量子論など、アニメで関係していた事象、積み重ねられた物事がこの映画に集約した。
アニメが売れたから映画を作った作品ではなく、アニメ化決定と同時に映画化も発表していただけある。ここまで合わせて青ブタシリーズだったんだなって。

これまで世界線について整理してきて、それぞれの選択について考えてきた。
自分がもし咲太の立場なら……翔子さんの立場なら……麻衣さんの立場なら……と考えてみるのも面白いかもしれない。
翔子ちゃんを見殺しにするという選択は辛すぎるよなぁ……
あと、もし翔子ちゃんの立場ならと考えた時、自分は他人の心臓によって生かされているのだから、逆に言えば生きることを強制されていると考えられる。
今自分が、生きることが辛いと思ってるからかもしれないが、生きることを強制された時の気持ちって、すごく気分が重くなってしまう。これは自分だけがそう感じているのかな?
そういった精神状態ではないとしても、咲太を救うという選択をした翔子ちゃんは自分が生きられないことが確定してしまうんだ。それでも咲太や麻衣さんの前で大きな翔子さんとして振る舞っていられたのすごいなって。咲太は世界線Aで自分が犠牲になろうと決めた時から言動がおかしかったのに。

とりあえず、ここ1週間色々あって、感想記事を出すのが遅れてしまったが、今の段階で2度映画をみた。
ただ、何度か書いたことだが、アニメと映画2回しかみてないため、ミスや勘違いもあるかもしれない。
だから、まずは原作小説を読んで、もう一度映画を見てより深く理解してみようと思う。
そして、ゲットできてないパンフを買って、加筆修正する場所があればその都度更新したいと思う。
第1週特典の小説に関しては、多分BD発売時に特典として封入されると思うから、それを待つ。封入されるよね?


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