夏アニメが始まってから,はや1カ月が経とうとしている.
皆さんは,この夏をどう過ごしているだろうか.
自分は……絶賛ニート中だ.収入も激減して,何もする気が起きず,イベントないし競馬にも行けない.
元々ニートであったが,今や引きこもりも合わさって引きニート.そろそろトラックに轢かれると思い込んでショック死してアクアに出会えないかなぁ…と思い続けるこの頃だ.
まぁ,そんな非日常が日常となってきた今日この頃.
その中にも癒しは存在している.そう,夏アニメだ.
夏アニメと言えばSAO,俺ガイル,レールガン,リゼロと10年以上オタクをしてきた人からしたら殺す気だろうか?と思われるほどの続編作品群.
それもSAOは最終章,俺ガイルもラスト,レールガンも原作ペースを考えればもし4期があるとしても数年はない.2010年代のアニメの集大成がここにあると言って過言ではないクールだ(超電磁砲1期は2009年10月~).
これらすべてが春クールから延期になったと考えると,春クールはこれにかぐや様が入っていたんだからどれだけヤバかったものか.
ここでこれら4作品について語り明かしてもいいのだが,今回は別作品の紹介をする.
今回紹介する作品は「デカダンス」だ.
この,有名続編作品が多いクールであるが,デカダンスは新作のオリジナル作品.
原作もないオリジナル作品であるため,まだ知らない人も多いだろうが,
1話見て面白いなぁ~と思って2話見た時の衝撃でドハマりしてしまった(現在3話まで放送).
まだ家で暇している人も多いだろうし,せっかくならこの作品をみんなで楽しみたいと思ったのでここで紹介する.
気になった人はぜひ見てほしい.最速はAbemaで,アマプラ・dアニメ・ニコニコなどでも配信中だ.
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基本情報
あらすじ
突如として姿を現した未知の生命体《ガドル》により、人類が滅亡の危機に陥ってから、長い年月が過ぎた。生き残った人々は《ガドル》の脅威から身を護るため、全高3,000Mの巨大な移動要塞《デカダンス》を建造し、日々を暮らしていた。
《デカダンス》に住まうのは、日夜《ガドル》と戦う戦士たち《ギア》と、戦う力を持たない《タンカー》たち。ガドルと戦う戦士《ギア》に憧れ、自らも《ギア》になることを夢見る《タンカー》の少女・ナツメは、ある日、無愛想なデカダンスの装甲修理人・カブラギと出会う。
夢を諦めない前向きな少女と夢を諦めたリアリストの男。一見正反対のように見える二人の出会いは、やがてこの世界の未来を大きく揺るがすことになる。
注目ポイント
今作は幼女戦記を制作したNUTが制作する完全新作オリジナル作品.
PVを見ると分かるように,さすが幼女戦記の戦闘シーンを描いた製作会社だと思う出来栄え.
アニメーションだからこそ見られるSFアクションのワクワクが感じられるものとなっている.
スタッフ陣も監督:立川譲×脚本:瀬古浩司という布陣で,声優も主役のカブラギ(CV.小西克幸),ナツメ(CV.楠木ともり).OPも3カ月連続CD発売で話題となっている鈴木このみだ.
個人的なワクワク度でいうと,最近の作品で似た系統を考えればダリフラを見た時の感覚と似たような感じか?
オススメポイント
メインヒロイン・ナツメ
まずはネタバレにならない範囲から.
やはり,アニメはメインヒロインは重要な要素である.
この点において,ナツメはふと想定されるメインヒロイン像からは離れている存在かもしれない.
でも,アニメを1,2話を見るとナツメの魅力に惹かれてしまうだろう.
ナツメの一番の魅力は表情の豊かさだ.
腕と父を失ってしまっているが基本的には明るい性格で,カブラギ組長の前ではいろんな表情を見せている.
酒を飲んでいるシーンや,顔が傷だらけになるシーン,嘔吐するシーンなどメインヒロインにあるまじき姿もよく見せてくれる.
もちろんパイプを可愛がるシーンは動物と触れ合っている女の子っぽくて可愛い.
また,ナツメの性格も魅力の一つである.
堅物なカブラギさんに積極的に関わっていこうとする姿がいい.
カブラギさんが間違ったことをしていると思った時にも自分のしっかりと持って直球に向かっていくことができ,なけなしのお金をあげようとした姿には閉じてた心が開いちゃう~ってなる.
また,3話でカブラギさんに向かって冗談を言うシーンもあって,ナツメの性格の良さがあふれ出ていると思われた.
このように,表情豊かでみんなが好きになるような性格をしているナツメをぜひ見てほしい.
※以下,ネタバレ有り.
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2話の衝撃
ここからはネタバレ有り.
1話のラストでもよく分からない映像があったり,カブラギさんが何かやってるなぁ~という伏線はあったが,まさか2話の初っ端でデカダンスの根幹が判明するとは.
1話見てたら,なかなか面白そうなアニメが始まったなぁ.ナツメ可愛いなぁ.どういう風に戦闘に参加していくんだろう?戦闘シーン激アツやな!絶対今からビーム撃つぞ.ビーム撃つぞ……撃つぞ……って,物理で殴るんかーいwwww
ってなってたのに,2話でこの世界がゲーム世界であることが判明して,ナツメたちタンカーが人間ではあるがアトラクションの一部,NPC的な存在であったなんて……
2話の衝撃は,まどマギが魔法少女アニメ始まったなぁ~と思ってたら3話でマミさんがマミった時や,これが次のきらら作品か~と思ってがっこうぐらし見てたら1話ラストで荒廃してるじゃねーか!!!ってなった時の衝撃と同じような感じ.
こういうアニメの根幹にかかわる話を伏線はあるが10話くらいで怒涛の回収されるより,2話でドーン!と示された方がいいのかもな.
特に今作品はナツメはこの世界について知らないが,カブラギさんはこの世界について知っているから,カブラギさん視点でナツメの成長を見守ることができるし.
世界観
デカダンスの魅力は世界観だ.
これは先ほど書いた2話の衝撃で判明した世界観.
1話見た段階でも面白そうな世界観だなぁと思ったが,2話で判明した事実を知ってよりハマってしまった.
世界観は2話の衝撃のところに貼ったYoutubeを見る方が分かりやすいからぜひそちらをまず確認されたい.
SF戦闘アニメが始まるのかなと思っていたら,まさかのゲーム設定.それも人間はNPC扱いで外の世界のサイボーグがギアになって遊んでいる世界という……
タンカー(人間)はその中でも頑張って生きているのに……
自分が人間であるからこそ,人間が飼われている存在・NPCである存在という世界観に惹かれてしまうんだろう.
一方でサイボーグの方の世界観も怖さがあり,不安も大きい.
会社の一部・社会の一部,歯車という設定も現実社会を表していて,今後サイボーグ世界がどういう展開を迎えるか注目だ.
3話の修行回
タイトルは3話の修行回としたが,いわゆるダイジェストの日常映像といったところ.
分かりやすく言えば,君の名は。で前前前世が挿入歌として流れているシーンを想像してもらえば分かりやすいだろう.
ダイジェストの日常映像が面白いアニメは名作.
ここでは,ナツメが失敗してヒロインあるまじき表情を見せていたり,カブラギさんのスパルタ指導が垣間見えたり,それでもどんどん動けるようになってきて楽しそうなナツメの表情を見せたり.
と,デカダンスの背景・世界観を体感できると共に先ほど書いたナツメの魅力がたっぷりと詰め込まれているシーンになる.
こういうシーンを見ると,微笑ましなぁ~と思うと共に,デカダンスの世界観を知っているからこそもの寂しさを少し感じてしまう.
これからナツメどうなってしまうんだ……この世界の真実を知った時,ナツメはどういう表情をするんだろう……少し微笑んで走り去って部屋で一人泣くのだろうか.
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