映画館でシンエヴァを観た時に,公開されていた冒頭12分20秒の後にケンスケの声が聞こえて,「うぉぉおおお!生きとったんか!!!」と喜んだ.
その後,アスカはケンスケの家に厄介になっていることが判明し,「まぁ,パイロットは民間人とは関われないみたいな事情でケンスケが保護してるだけなのかな?でも,アスカってケンケンって呼んでたっけ…?」と思いながら映画を観ていた.(実際は第9使徒に侵食されたアスカは民間人と関わらせられないからと予想される)
そして,シンジに好きだったと伝えるところを観て,「あぁ.そうか~そうだったんだなぁ…アスカぁ…」と目を潤ませながらアスカをヤマト作戦へと見送った.
そしたら最後,シンジがアスカを救うところで,アスカはただ撫でて欲しかっただけということが判明し,人形から出てきたのがまさかのケンスケ!?!?
これはもう,驚きが半端なかったぜ……この後にシンジ・マリエンドを観てもっと驚いたけどw
今回はアスカが相田ケンスケと結ばれた理由・結ばれるに至った経緯を考察する.通称・アスケン問題だ.(いま命名した)
エヴァの真相とシンエヴァの概要については【シン・エヴァンゲリオン劇場版 エヴァの真相・考察・まとめ(ゲンドウの目的と人類の選択)】を参考にしてください.
また,アスカの乙女さが発揮されたQの前日譚であるラストラン特典漫画のシンエヴァに関する記事は『【考察】シン・エヴァンゲリオン劇場版 ラストラン特典:シンエヴァの薄い本『EVA-EXTRA-EXTRA』』に書いてあります.アスカ派は絶対に入手すべき特典!
Keyword:アスカ,ケンスケ,アスケン問題
スポンサーリンク
1.アスカがして欲しかったこと
アスカは「ただ撫でて欲しかった」と語っている.
また,アスカはヤマト作戦直前に,シンジに対してかつて好きだったと言った後にシンジには恋人ではなく母親が必要と言っている.
精神年齢28歳,身体年齢14歳のアスカと精神年齢・身体年齢共に14歳のシンジとの対比のシーンだとは思われるが,ここにはアスカにも父親が必要だったということも言っているのではないだろうか.
アニメ版のミサトさんは大学時代に加持さんと付き合っていたが,加持さんに対して父親を重ねてしまっており,別れた.
ミサトさんの父親はセカンド・インパクトで死亡しており,父親の愛情をまともに受けていない.そして,惣流・アスカも式波・アスカも父親の愛情を受けていない.
父親の愛情を受けていない女性が,男に対して父親を求めてしまうことは仕方ない展開なのかもしれない.
よって,「ただ撫でて欲しい」という願望は,アスカは男に対して父親を求めており,父親を重ねられる男から「撫でて欲しかった」のではないだろうか.
2.アスカの好きなタイプ・好きだった人(アニメ版)
劇場版では,加持さんとの関わりはバッサリ切られて存在しないことになっている(参考文献は手に入ってないが,どこかのインタビューで庵野監督が「アスカと加持さんの話を入れる尺がなく,アスカの孤立度を高めるため」とインタビューで語ったと知恵袋で書いてあった)が,アニメ版ではアスカは加持さんのことが好きだった.
また,惣流・アスカのクローンがシキナミタイプだと考えている.このことは,『【考察】シン・エヴァンゲリオン劇場版 シキナミタイプと惣流・アスカ・ラングレーの繋がりは?』に詳しく書いている.
これらから,式波・アスカは加持さんに好意を抱いてなくとも,アスカのタイプの男が加持さんっぽい男の人であると考えられる.
加持さんとケンスケ(28)を比べると,無精ひげが生えており,風貌が似ている.
よって,アスカは加持さんやケンスケのような顔立ちがタイプの顔なのでは…?
また,シンエヴァのケンスケは民間人ではあるが,何があっても6時には起きて働いており,何でも屋のような立ち位置で様々な調査を行っている.そして,ミサトさんを含めヴィレ・KREDITと関わりが深い.
このように,一見フラフラしてそうな男だが,信念はしっかりしてちゃんと働いている男が好きなのでは…?
これは加持さんの性格とも似ている.
このように,アスカの好きなタイプは無精ひげが生えているような男っぽい風貌で,一見フラフラしてそうだが仕事をキチンとこなしていく男性が好きなんだと思う.
スポンサーリンク
3.ニアサーからの14年間にアスカとケンスケの間にあったこと
破でアスカが第9使徒に侵食され,シンジがニアサーを起こした後からシンエヴァまでの間にアスカとケンスケの間に何があったか考える.
ニアサーの後,アスカの左目には封印柱が挿入され,アスカの使徒化を抑えた.そして,ミサトさん・加持さんを中心にヴィレが作られて,2人しかいない貴重なエヴァパイロットであるアスカはNERVとの戦闘に明け暮れていた.
一方でケンスケは,サバイバル知識を活かしてトウジや委員長たちと懸命に生き延び,その後にミサトさんたちヴィレと民間人の橋渡しのような立ち位置となった.
ここで,ヴィレで活躍するアスカと民間人でも一目置かれるケンスケが関わりを持つようになったと思われる.
シンエヴァの序盤はケンスケがアスカたちを回収して第3村で過ごしており,この時にヴィレはアスカたちをすぐに回収せずに2号機の復元機材を調達するためにパリへ向かった.
このことから,こういった事態の時は第3村に行けばいいことが事前に決められており,ミサトはケンスケにアスカたちの回収を命令し,アスカは第3村へと目指したのだろう.
また,シンエヴァでアスカのことをムービーに収めるときにアスカは嫌がるそぶりを見せたが,ケンスケは最後の戦いが近いことを悟ったのか今回だけはとアスカをムービーに収めた.これは普段はアスカが嫌がればムービーには収めなかったが,今回だけが特別だったという意味だと思う.
以上のことからアスカは第3村に何度か行ったことがあるように思われるし,もしかしたら14年の間にケンスケがアスカを回収したことが何度かあったのかもしれない.
第3村では第9使徒に侵食されたアスカはリリンと過ごすことは許されなかった.だから,アスカが第3村にいるときは事情を知るケンスケの家で過ごしていたはずだ.
このようなことを繰り返しているうちにアスカはケンケンと呼ぶようになったのだろう.
最初は14歳で生きるのに必死なケンスケと戦うのに必死なアスカであったが,第3村ができてケンスケは様々な経験をして身体も中身も成長した.
ヴィレでいるときは臨戦態勢で休まることもできないし,特にアスカは第9使徒に侵食されているため食事も睡眠もいらない身体になって休むこともできない.
それが,平和な第3村に行けば頼れる男に成長したケンスケと過ごし,ひと時の休みを満喫していたはずだ.
エヴァの呪縛で身体が成長しないアスカ.傭兵のようにミサトさんの命令があれば常にエヴァに乗って戦うことが決められているアスカ.
そんなアスカを見て,ケンスケは第3村にいる時くらいは休んで欲しいと思って優しく接していたと思う.時が経つにつれて自分だけが身体は成長していくために,途中からは兄のような気持ちで,そして,父親のような気持ちで.
いびつな関係に思われるが,民間人のリリンとは過ごせず,ヴィレにいれば使徒に侵食されたパイロットと扱われていざという時は殺される存在の自分を,唯一ケンケンが受け入れてくれているとアスカは感じて関係を深めていったのだろう…
4.結論
1,2章より,アスカは男に対して父親を求めており,また,元来アスカはケンスケのような顔がタイプの男で,ケンスケのような雰囲気の性格がタイプの男だった.
そして,3章より,第3村で過ごすときはケンスケと一緒にいた.食事も睡眠もいらない身体で,ヴィレでは傭兵のように命令があるたびに戦いに出て,それでも周りから感謝されずに使徒化するようなことがあればすぐに抹殺される.そんな一人で孤独なアスカが唯一心を許して休めることができたのは,使徒に侵食される前の自分を知っていて,今の自分を知っていてなお優しくしてくれるケンケンだった.
年を経ることに同級生の男の子だったケンケンが,高校生・大学生のお兄さんのようになり,大人になって頼れる男となった.身体は14歳のアスカが父親を求められる男だったのだろう.
また,ケンスケ自身も,成長しない身体のアスカに対して無意識下で優しく接していた.同級生の女の子に接する気持ちから兄のような気持ちに変化して,最後には父親のような気持ちで.
こんなケンスケだからこそ,最後にアスカのことを撫でることができるんだ.
ここまでの条件が揃えば,アスカにはケンケンしかいない.アスケンは突発的に見えて,この環境下で14年の歳月を経れば必然だったのだ.
スポンサーリンク
とても分かりやすく、また納得いく考察でした。
素晴らしい考察をありがとうございます。
巷ではアスカとケンケンが肉体関係だのロリコン野郎だのアスカ派の阿鼻叫喚地獄ですが、実際はこちらの考察が正しい捉え方をされてると思います。
シンエヴァを鑑賞して、少なからず恋人関係には見えなかったので巷で言われている「肉体関係」とやらには少々違和感を感じておりました。
冒頭の、素っ裸のアスカにバスタオルを投げかけるシーンも、こちらの考察であればまさに「父親」の様な対応だなぁ、と個人的には感じました。
とても良い考察だと思います。
アスカを受け入れられたケンケンだからこそカップリングとして納得できますね。
自己考察で、アヤナミシリーズがシンジに好意を持つよう設定されているように、シキナミシリーズも加持のようなタイプを好きになるように設定されている。と考えたらアスカの本当の恋愛感情はドコにあるんだろうとモヤッとしました。
メタな見方するとアスカをシンジ以外の男に目を向けさせる為だけに庵野監督は14年経たせたって事ですね。
なぜにそこまでするんでしょうか庵野監督は
Qで宇宙から初号機を取ってくるときアスカはシンジになんとかしろと言ってシンジが応えたシーンがありました。
シンエヴァでもずっとシンジを気にかけていて、シンジの成長を促しつつ見守っていたように見えます。
口では悪態ついてるようでシンエヴァに至るまでアスカはシンジ大好きなんだなぁという印象でした。
ラストでアスカは14歳の姿のシンジに好きだったと言われ、「あんたが手に入らないなら他に何もいらない」とまで思っていた相手からのまさかの回答に照れているように恥かしそうに背を向けてしまっています。
シンジは自分を犠牲に世界を再構築するつもりだったのでアスカに別れを告げてケンスケの元へ送り出しましたが、アスカは驚いたような表情でした。
駅のホームのシーンでは、アスカは一人でゲームを黙々としていてケンスケの元には行かなかった印象を受けます。
TV版からシンエヴァまでアスカはシンジだけを思い続けて、シンジと結ばれない世界だとしても、例えシンジと接点がない世界でも、シンジを思い続けているような気がしています。ケンスケはアスカの父親か兄になってたりして・・・
シンジの方はどうなのかちょっとわかりませんでしたが、マリと恋愛関係になった感じにも見えない印象でしたね。駅から出た後は別に手も繋いでなかったですし。
ただ、シンジとアスカがくっついた感じもしなかったですね。
シンジはエヴァに取り込まれた人が幸せになってほしいと思っているだけで、関わらない事にしたのかなと思いました。
初恋は終わっても、シンジにはアスカを迎えに行って欲しかったですがリセットされた世界ではアスカと接点なさそうなので仕方ないのかもしれないですね。
いや、14年もあれば気の許せる知り合いにはなるだろ。
で、普段マリとアスカが一緒に行動してるのが考察から抜けてる。
ケンケン呼びなぞ、マリが付けたと考える方が自然でしょう。
今回マリは用事があったし、シンジを見張る役にアスカがついてたから健介の所に
身を寄せてたにすぎない。普段暮らしてる訳じゃない。
言ってたでしょ、街を守るのが役目だって。住む事じゃない。
で、肉体関係は更に無い。
25年前の価値観を引きずってると言われようが、中学生だよ? 芋っぽい子供だよ?
性に奔放になった現代じゃないんだから。
28歳が子供の身体にどうこうしないでしょ。それこそ、風呂からあがったらそのまま
だと風邪ひくぞ、ちゃんと拭いて服着なさい。っていうオジサン的立場で、そうふるまってるでしょう。
アスカ自身も、同級生通しならアンナにシンジに裸を見られて騒いでた14年前とは
違い、とっくに精神は大人になってしまってる。
だから、子供の裸なんて見られてもって思ってる。
ただ、見た目も心も14歳のシンジはあの頃と同じ反応すると想像つくのに、反応しないからアスカはあんな言い方したのだろう。まだ、イジイジしてんのかと。
一緒に大人になれてたら、アスカもシンジとカップルになってた未来もあったかもしれない。
でも、そう出来なくなってしまって過去の関係にさよならする為、当時好きだったと伝えた。先に大人になっちゃったと寂しそうに。
シンジも当時は好きだったんだと思うと答えられた事から、もう子供なだけじゃ無くなったけれども。成長が感じられる瞬間。
最後、アスカがよりどころにしていた人形からケンスケが出てくるのは、もうそれぞれ別な人生を歩み、更に第3村のようなコミュもある。
だからエヴァだけじゃなく、頭をなでてくれる相手は居るだろうから今は只の知り合いでも、もしかしたら今後ケンケンと歩むような未来もあるかもしれないという意味。
だから、あそこから出てくるのが分かりやすくケンケンだっただけで、顔を隠した誰かでも良かった。
分かりやすく知ってる人を出したら、お前らそういう関係だったのか!と騒ぎになっちゃった子供みたいな人が多かったという話。
考察者に対して俺のほうがわかってるみたいな偉そうな態度なのに、その語った内容がクソみたいで笑う
要点を簡潔にまとめてから投稿しましょう
採点すると100点中3点
事後公開された全員集合ポスターが「公式からの答え」でしたね。
それぞれカップリング、ペアになっているもののアスカとケンスケは離れたところにいる。これは14年間もその後の新世紀でも交差しなかった、交差しない事がわかります。
裸の女の子に対して頭にタオルをかける(隠すかどうかをアスカの自主性に任せている、恋人関係ではありえない対応)、シンジに対して「先客」と紹介(これもアスカを恋人のような身内ではなく個人として尊重した言い回し)、何よりアスカをカメラで収めようとする姿は完全にちびまる子ちゃんのタマちゃんとお父さんの関係性、何故ここまであからさまに関係性を描写してくれてるのに、これを恋人と受け取った観客が多かったのかむしろ驚いた。というのもパンフのインタビューでアスカ役、ケンスケ役の声優お二人が「恋人関係」と解釈していたことのミスリードも大きな要因だったのかなと(吹き替え時点では映像がなくセリフだけ、インタビューもまだ完成版を見ていなかった可能性)と思います。完成版の映画(映像)を見れば二人がどういった関係だったのか一目瞭然。
ケンスケは再会したシンジに接したようにこの14年間アスカに対してもつかず離れず、でも最大限心をオープンにして優しく見守ってくれてたんだと思う。アスカもそれには気付いていたけど「守ってやってる」というスタンスからか甘える一方で向き合おうとしてこなかった。だからこそ最後にようやくアスカがケンスケの存在の大きさに気付いたところに涙するんです。もともと恋人関係ならあのシーンすらいらない事になってしまいますもんね。
アスカの人生はこれからなんだと思います。駅のシーンではチルドレン以外にも人がいたのでケンスケがいても不思議ではなかった、それでもアスカは相変わらず一人で座っている。でももしかしたら幸せに過ごしているかもしれない、旦那がいて子供もいるかもしれない、旧劇のアスカさえ救われた新世紀なんだしアスカはアスカなりの人生を幸せに過ごしていることを願います。
ラストシーンでカオルと綾波が駅ホームで談笑してますが、あれはどういう解釈ですか?
『【考察】シン・エヴァンゲリオン劇場版 渚カヲルは何者か.渚司令から考えられること』の方で詳しく書いてますが,カヲル君はシンジの父親としての役割が与えられた存在だと考えています.
また,レイはユイのクローンです.
よって,「カヲル君=ゲンドウ」,「レイ=ユイ」と考えると,アディショナル・インパクトでゲンドウとユイが出会うことができたことをNeon Genesisの世界で表しているのかなと考えています.
アスカxケンスケのカップリングについての説、全くその通りだと思います。
自分はあまり「監督が~」とか「モヨコさんが~」で強引に設定を片付けたくはないんですが、
成長したケンスケの顔を見たとき、テレビシリーズ終了直後に宮村さんが結婚した一人目の夫
ナカタニD.先生とすごい似てるなと感じました。
ちなみにナカタニさんは8歳年上の眼鏡で髭を生やした漫画家さんです
旧劇と新劇は別物なのでは?
ループというのも新劇のみの話で旧劇は絡んでいないと思う。
語られないだけで新劇内をループさせてるのは棺の数の分だけのカヲルで、シンジが納得するまで何度でもやり直し。
旧劇の全てが融合することを唯一拒めたアスカをループさせるのは無理でしょ?
式波のオリジナルは新劇の世界でのオリジナルの存在で、新劇の新しい仕組まれた子供の設定で生まれた真希波、式波で、浜辺の演出は旧劇との関係があるように匂わせながら年数の経過を一気にすすめるための手段。
旧劇を見たのも22年も前だし、今回の完結で新劇は完全に別軸の新作だったと思うんだよね。
そうしとけばどうにもならない14年の精神的な差と身体差を埋めることはできないシンジと式波が一緒になれないことは仕方ないと思えるよ。初出のミサトとシンジが一緒になるようなもんだしね。
これが一番賛同できる考察。
アスケンに過剰に反応する気持ちもわかるけど、
アンチの人はアスカが取られた!って思い込んで糖を失ってる気がする。
12年前らへんのそこまで体に差が出てない時期に肉体関係がなかったかあったか言われたらわからないけど、
シンエヴァの時代では確実に男女の関係ではなかったよね。
使徒化して食欲性欲睡眠欲すべて失われてたから恋愛観もなくなり「好きだったと思う」の過去になったけど、人に戻ったときにシンジに「僕も好きだった」と言われて顔を赤らめるのは、恋愛感情が人に戻って「今でも好き」に戻った男に逆告白されて嬉しかったからではないかと。
まぁ、そうだったら良いで言うと旧劇でも新劇でもアスカはシンジを病的に好きなんだと思う。
ケンスケは何だかんだで鋭いから「アスカ、碇の事好きなんだろ?だったら一度告白してみたらどうだ?」とか言いそう。
後日アスカが勇気を振り絞ってシンジに告白。ってシーンがあったら面白そう。
第3村の人達は達観しすぎてるのが違和感、終末後の死の世界でのんびり田舎暮らししてるのは何を希望に生きてるのか。
トウジは馬鹿なりに前向きに生きてるが、ケンスケは未来を予想して絶望しつつ、やれる事をやっているのでは無いか
TV版ではケンスケはエヴァに乗りたいヒーロー思考の人間でシンジやトウジに嫉妬していた、ミサトの部下にならず村に居るのは何故だ。
アスカとくっついているならば戦艦に載って戦うべきだろう。
帰る場所としての役割しか彼には無い。
シンのアスカは恋愛感情を持って生きてるような人間に見えない、エヴァのパイロット以外に価値を持って無い、仲間もマリだけだ。
ケンスケに平気で裸を見せるのは、恋愛関係に有るからと捉えるより、単に羞恥心が無いように見える。
シンジには異常な執着を見せているが、アスカは愛憎入り混じったシンジとエヴァを通じて決着をつける事以外無いと考えていると思う。
つまりアスカにとって、仲間は同じ待遇のマリだけで、同じエヴァのパイロット以外は部外者でしか無いのだ。
正直オリジナルアスカは意味不明、時空列違うのでTV版な訳は無いと思うが。
第3村のエピソードは浮いていると思う、TV版のレイはアスカに人形と言われ怒ってた。綾波(仮称)は何でも受け入れる無垢な人形でしか無いのだ。
綾波仮称が液体にLCLになってしまったのも、旧劇場版を踏まえれば死んだ訳では無い気がする、補完されて見えない存在になっただけだと思った。
ラストの駅のホームは向こうのホームはエヴァの人達で、シンジ側のホームはエヴァから卒業した現実で、本来エヴァに居なかったマリと現実に旅立つって事だろう。
まぁ肉体関係はあったな
あの時は好きだったと思うけど先に大人になってゴメン見たいな
謝るシーンがあるけど、肉体は大人になってないんだから
これは精神的には大人になった事を言ってるからなぁ
つまり、やる事はやって大人になったんでしょ
ただし昔のままのシンジを見てると少女時代の昔の惚れた頃の気持ちを
思い出しそうになるから、イライラしてガキガキとキツくあたっていたね
綾波シリーズにはシンジに惚れるように刷り込まれてるって説明してたけど、
もしかしたら式波シリーズも惚れるように刷り込まれてる可能性もあるね
それを自覚して目覚めたらシンジに惚れないように葛藤してたのかも
個人的にはアスカケンケンエンドは構わないが、いきなりモブキャラ登場させて
そいつにメインヒロインをくっつけるNTRシナリオはアルドノアとかもあったけど
かなり奇をてらったやり方だから、相変わらず監督の人間性はかなりひねくれてるね
昔っから意外性、奇をてらう結末ばかり作りたがる庵野秀明らしいシナリオかな
NTRシナリオを作るためだけに過去キャラ登場の田舎町を出してるから、
これはQの頃から狙っていたんだろうなぁ・・・じゃなけりゃ
14年も時間を進めないからな
ただマリエンドはいただけない。アスカケンケンは関係性を裏付ける
説得力を持たせるために色々と仕込んでいたけど
シンジマリはほぼゼロ。それなのに最後ヒロインポジションとか
感動もクソもねーよ・・・少なくとも劇中にはシンジが惹かれる仕込みを入れるべき
その仕込みがないのを自覚してるから胸がでかい良い女って軽いセリフ言わせてるな
シンエヴァは
あこがれの年上のおねえさんには男がいる
(ミサト)
自分が好きな子とはいろんな事情で結ばれない
(綾波)
自分を好きだった女の子は成長して他の男とくっつく
(式波)
好きでも好かれてもなかったけど自分の1番身近にいた子とくっつく
(マリ)
ってよくある現実的な恋愛事情を4人のメインヒロインで表現したアニメだな
まぁ面白かったけどスッキリ感は薄いかな
あとはカヲルが意外だったけどゲンドウが使徒化した存在だったんだな
カヲル司令とかレイと仲良くしてる姿を見て初めて気がついたよ・・・
TV版でも微妙に(ほんとに微妙に)ケンスケとアスカは接点があったから
ケンスケアスカエンドは一応伏線回収してるんですよ。
というかQまでだとTV版も劇場版も救われないアスカだったのを
シンはうまく救いへ導いた良い結末だったと思います。
ケンスケは父親。マリは母親
そうとしか捉えられないんだが。
特にカップリングは無くないか?
シンエヴァでケンスケがシンジにしたこと、
復元施設を見せ、ミサトの心の内を伝える。
「辛いのはお前だけじゃない」
破での加持の行動と重なる。
自然保護も同じく継承。
加持の「生き残った者が意志を受け継ぐ」というセリフを地で行くケンスケ(と加持Jr)。
確か実写シーンだと鈴原とアスカがカップルだったし、ケンスケと一緒は意外でしたかね。
背中を向け恥ずかしがるアスカの口が開いていたのがまだ印象にあります。何か言うかと思った瞬間にマリが姫!っと来たので、、、。
たらればですが、やはりアスカはシンジが好きだったのだと思います。だからこそ駅にも居ましたし、それも一人ですから。意味深ではありましたが。
とにかく旧劇から救われただけ良かったと思ってます。
あとから音響監督が恋愛的指導はしていないと言っておられたそうですが、まあ、終わったってことやね。エヴァが。卒業しろといいながら、紅白でもパチンコでも旧劇頼りヒロインなのにマリはほとんどださない、救いらしいのに映像からケンアスは隠す。ファンを傷つけてもまだ商売はしたいと言ってるんですよカラーは
カップリングと言うよりも心の支えになっているだけだと思う。友達以上恋人未満、好きでもないけど嫌いでも無い狭間みたいな感じだと思う。アスカはシンジの事が好きだったけども今の自分ではシンジを救えないと思って(気づいて)あえて離れた。シンジの『 好きだったんだと思う』と言う発言を聞いてアスカは一区切りつけれたんじゃないかな。ただプラグスーツが初期に戻っていた事やボロボロになっていたことを踏まえると初期のアスカの心と新アスカの体や心ですれ違いが起きていた。朽ち果てたプラグスーツはそのなんとも言えない溝を表現している。そんな複雑な状況のアスカを途中途中で少しづつ支えたケンスケをたった一言、一瞬で超えて救えるシンジを見るとやはりアスカにはシンジしかいないと考えられる。後これは補足ですが、考察で旧シリーズやアニメの話を持ってくる人は大量にいるけど庵野さんが繋がりはあまりないと言っていたから繋げた考察は正しくはないと思いましょう。
今更だが、ある程度大人になってから娘が父親に、息子が母親に全裸を晒せるのは特殊性癖だと思う、何も感じないレベルで開けっ広げに全裸を晒せるのは、成熟した夫婦関係だけです、よってアスカにとってケンケンは父親と言うより、結婚10年位の旦那ですね。